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「………は??」


「簡単に言うと……あいつはどこで悠真の事知ったのか知らないけど、悠真の事探してんだよ…。」


困ったように言う怜に悠真は戸惑うことしか出来なかった。


「なんでなん…??僕そないな人と会うた記憶あらへ……」


悠真は話すことを中断し、考え込んだ…。

そして悠真はハッと顔を上げた。


「…あの時や…。」


悠真はそう言って空き教室で自分が休んでいた時の事を話した。

すると怜はため息をつき、馬鹿だなと憐れんだ目で悠真を見て、


「多分学校ではその格好だから平気だと思うけど、念のため写真見て顔覚えといて。」


そう言って怜はパソコンに3枚の写真を表示し、悠真に見せた。


一枚目は、明るい茶色の髪をした可愛らしい男が写っていた。
二枚目は、青い髪をした冷静そうな綺麗な顔をした男が写っていた。
そして三枚目には、漆黒の髪をし漆黒の瞳をした人形のように顔の整った男が写っていた。


「一枚目は片瀬 玲音。二枚目は滝沢 魁。三枚が周防 藍。
藍は片瀬と滝沢と普段一緒にいる。藍だけじゃなくて、この二人の顔も覚えときなよ。」


怜から三人の名前を聞いた悠真はピクリと反応し、


「この片瀬 玲音って…」


「そう。片瀬 莉音の双子の弟。」


「……そうなんか。…怜、ありがとう。気ぃ付けるわ…。」


「うん。そうして。今日は写真見せるために来たんだから。」


そう言って怜はいつものようににこりと笑った。



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あきゅろす。
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