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悠真が寝てしまった1時間後…

ガチャリと寮の部屋の鍵が解錠された音がした。


いつもはすぐに気付くであろうその音に疲れていた悠真は気付く事はなかった。


そしてゆっくり悠真の部屋のドアが開けられた瞬間


「……だれやっ!!!」


悠真は気が付き、飛び起きてベッドの上で構えの姿勢をとった。

悠真から出される冷たい殺気とビックリしたということもあり、ドアを開けた相手は足の力が抜けたようにその場に座りこんでしまった。


「………。」


ペタンと座りこんでしまった様子を黙って見ていた悠真はまさか…と思い尋ねた。


「………もしかして……雪さん??」


座りこんだ相手はコクコクと頭を上下に振ってそうだと答えた。

それを見た悠真はマズイと思いすぐに謝りながら座りこんでしまった雪に手を貸した。


「本当にごめんなさい。まさか同室の方だとは思わず…本当…ごめんなさい…。」


「だ…大丈夫。少しびっくりしただけだから…。」


まだ若干震えながらも悠真の手を取って立ち上がった。

雪が立ってみると164センチの悠真と同じくらい身長で、目のクリッとした可愛らしい顔をした男の子だった。

(こないな可愛らしい子には親衛隊とか言う変なのがおるんやろうなぁ…)

そう悠真が思っていると、
雪は可愛らしく首をかしげながら悠真に聞いた。


「えっと…同室になる山吹…悠真くん…??」


「あ。そうです。えっと…」





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あきゅろす。
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