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「フッ…。それくらい答えられますよ。」


悠真はチャラ梨のあまりの焦りようが面白かったのか小さく笑ってしまった。
そして悠真は静かに口を開いた。


「僕ここに来るまでは京都の方で住んでたんです。だから驚いたり、気が緩むとつい方言がでてしまう。ただそれだけの話です。」


「そうなのか…。じゃあ基本的には方言は使わないんだな。」


チャラ梨はへぇ。と頷いてふと足を止めた。

悠真がどうしたのかと思いチャラ梨の視線の先を見ると
目の前にはタワーマンションのような建物があった。


「ここが寮だ。本当は部屋まで案内してやりたいんだが、基本的に生徒しか入れないからここまででいいか??」


チャラ梨は少し困った顔をしながら悠真に問いかけると


「はい。大丈夫です。わざわざありがとうございした。」


悠真はチャラ梨に小さく頭を下げると、スタスタと寮の中へ入っていった。



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