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crisis sutra



10個上の洪草は筋骨隆々たる大きな体を華奢なさんほうちゃんに見せ付けました。同じ男の人とは思えないぐらい細くて白いさんほうちゃんは力じゃ絶対洪草には敵わないと半ば諦めています。

それでも信頼していた洪草にこんなことされるなんて思っても居ませんでしたから、涙はボロボロ止まりません。



「三蔵の胸、」

「ひゃっ!」

「…桃色で可愛いな、舐めてもいいか?」

「や、だめっ!やめて洪草!」



レロンと長い洪草の舌がさんほうちゃんの乳首に沈んで先を一周、舌先で転がされ舐め回らせてしまいます。いつももん吉くんにペロペロされていた胸は快感に弱く、ピンッと勃って存在を洪草に伝えてしまいました。

その時ばかり煽情的に空いたくちびるは洪草に奪われそうになります。



「本当に、本当にやめてくださいっ!」

「三蔵っ…」

「わ!私は誰の物でもありません!それに貴方に道を決めてもらう道理は無いです!」

「おい…俺は命の恩人だぞ?よくそんなことが言えるな。」



残っている力で大きな洪草を倒し、剥がれた僧衣を着直したさんほうちゃんはふと頭の中にもん吉くんの美しい瞳を過ぎらせました。

洪草は自分を助けてくれてずっと憧れていた存在ですが、こんなふうになるのはとても嫌なのです。もん吉くん以外、こんなことをされたくありません。



「私に必要なのは今、共にしている仲間です。貴方も大切ですが、私は彼等が大切です。」

「三蔵、妖魔と旅をしているなんて勒帋(ロクシ)様に知られてみろ。瞬間お前は地獄逝きだぞ、?」

「分かっています。ですがそれを分かっている貴方に媚びるなんて私は絶対にしません。勒帋様にお会いして私のことを告げ口しても結構です。」



二人の憧れ、釈迦様の次ぐらいに崇拝されている勒帋様とは兜率天(ソトツテン)に住む…―主に妖魔退治をしている偉大な僧です。両親を失った幼いさんほうちゃんと若い洪草、二人を育ててくれた親のような存在でもあります。

もし洪草が勒帋様に告げ口をしても仲間と天竺へ向かう意志を揺るげないさんほうちゃんは鋭い眼差しで本性を現した洪草を見つめていました。









が太郎くんととん平くんは二人で一緒にりんごを取りに行きました。さんほうちゃんが部屋に戻ると自分の手の平をじっーと見つめ座るもん吉くんの後ろ姿。昨日あんなことがあったため話していなかったさんほうちゃんが肩を二回、ポンポンと叩いて口を開きます。



「もん吉、昨日は良く眠れましたか?」

「・・・。」

「もん吉?どうかしたのですか?具合でも悪いのですか?」



俯いたままのもん吉くんに話しかけても答えは無し。息使いも聞こえないため気になったさんほうちゃんは顔を覗き込みます。



「大丈夫で、もっ、やああっ!!」

「へへっ♪引っ掛かった!可愛いお尻ぷりぷりしちゃって…オレを誘ってるんですか?」

「ち、ちち違いますっ!!」



突然むくっと顔を上げしたり顔のもん吉くんにお尻をがっちり掴まれたさんほうちゃんはビックリして顔をもん吉くんの胸に埋めてしまいます。ドクドク高鳴るもん吉の鼓動を聞き取ってしまったさんほうちゃんもつられてドクドク緊張しています。

それにしても不思議です。もん吉くんの胸の中はさんほうちゃんにとってとても居心地が良いのです。



(あんな堅物野郎に取られてたまるかよ、)

「っ、?」

「もう、見ただけでギンギンっす。お師匠様がちゃんと面倒みてくれなきゃ…満たされないです、オレ。」



うっとりした顔のもん吉くんの股間は既に大きくなってさんほうちゃんを困らせていました。

他の人には出来ませんが、もん吉くんだけには出来ること。小さく笑ったさんほうちゃんは再びもん吉くんに抱かれ、彼の暖かい温もりを感じました。





[*Ret][Nex#]

あきゅろす。
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