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課外授業E



保健室のふかふかベッドに運ばれたボクはタオルを探す海パン姿の黒木先生を見ていました。裸足でここまで来てしまったことで分かるように黒木先生はとても焦っています。

もう苦しくないボクは半分身体を起こして黒木先生の名前を何度も呼びました。



「黒木せんせぇっ…、」

「ん?」

「もぉだいじょぉぶです。お布団よごしちゃいけないので着替えてもいいですか?」



ボクの身体が濡れているため寝てしまった白いシーツや毛布はびしょ濡れ。帽子をかぶったまま来たので枕も濡れてしまっています。

わざわざここまで運んでくれた黒木先生には悪いけど、次の授業もあるので早く着替えたかったのです。



「…待って、花村クン。」

「んっ?」

「1分間だけ、1分間だけ俺に時間をくれないかな。」



でも帰ろうとしたボクの手を掴んで離してくれない黒木先生はもう一度ボクをベッドに座らせて目線を一緒にしました。前屈みになった黒木先生は膝に手を当てボクの目をじっくり見つめています。

どこを見たらいいのか分からないボクはわざと下を向いてみました。すると授業中に見たおちんちんよりくっきり浮き出て勃っている黒木先生の大きなモノが目に入りました。



「っ、せんせぇの…」

「もう花村クンじゃないと先生ダメになっちゃった。でも花村クンは普通の男の子だから…とてもやるせない気持ちになるね。」

「んんっ?でもせんせぇは山本クンが好きでしょ?バスケチームでもプールでもずっと仲良しだったから、」

「えっ…、」



山本クンと仲良しなことは誰もが知っています。きっと誰も言わないだけで黒木先生と山本クンはとってもラブラブです。

今更ボクが好きなんて言われたって簡単には振り回されません。おちんちんが反応しちゃったからだからって嬉しく無いです。



「何でそうなるのかなっ…」

「ん、だって山本クンが言ってた…黒木先生は俺が好きで頼りにしてるって。先生は俺のことが好、!

「頼りにしてると好きは違うよ、花村クン。俺は好きじゃない人に好きなんて絶対に言わない。本気で告白したのは花村クンだけだよ。」

「んっ…、おちんちんが、」



ギュウッと抱きしめられたボクのお腹に固くなった黒木先生のおちんちんが当たりました。先生はボクのことが好きで告白したのは君だけとカッコよくキザに決めます。

何を信じたらいいのか分からないボクは黒木先生から逃げようと太い腕を振りきってお布団から下りました。



「花村クン!」

「せんせぇは嘘ちゅきだよ!ボク知ってるんだよ、体育の時も山本クンと高橋クンばっかり見て!1番前でせんせぇの近くなのにっ、プールの時もせんせぇのこと見てたのに…」

「待って、花村クン!話をちゃんと聞いてっ、」



泣きそうな声でボクを呼ぶ黒木先生はなんだかおマヌケな表情で居ました。それに少しおっぱい辺りがチクチクして両手で隠しながら廊下をぺちぺち走っていきます。

下を向いて走っていたので前が見えず。どん、と誰かにぶつかってしりもちをついてしまいました。



「花村…いたるクン?」

「ふぇ、赤池せんせぇ?」

「どうしたの、こんな格好で。大丈夫?おっぱいが痛いのかい?」

「あ、あ…あの、」



目の前に居たのは黒木先生と同じくらい大きな背、短めの茶髪に眼鏡をかけた体育の【赤池 透】(アカイケ トオル)先生でした。

ボクを起こしてくれた赤池先生はおっぱいが痛いと勘違いしているのか、ボクのちくびをじっーと見つめています。



「準備室に行こうか。ちょっと赤いね、見てあげるよ。」

「ん、だ…大丈夫です。」

「いや、そんなことない。ちっちゃなおっぱいが腫れてるよ。ほら、男の子なのにぷっくりだ。」

「こ、これは最初からっ…」



ぽっちゃりしてるからってお腹やおっぱいをツンツンつつく先生はボクの手を退いて体育準備室に連れていきます。

黒木先生の最後に見たあの顔が忘れられないボクですが、赤池先生が手を引くので仕方なくついていきました。


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