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愛を…
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「久しぶり、馨」


「っ悠さん!!」


優しく細められた目元に、広げられた両腕…俺は嬉しくて迷わずその腕に飛び込んだ


「ははっまた綺麗になったな馨」


「綺麗じゃないもん、悠さんのバカ」


「はいはい」


スーツがシワになるとかそんなこと考えもしないで、悠さんの胸にぐりぐりと額を押し付ける
そんな俺の頭を悠さんは優しく撫でて、まるで子供をあやすように背中をポンポン叩かれた


「元気だったか?馨」


「うん…悠さんも元気だった?」


「ああ、元気だった…仕事に埋もれ死ぬかとは思ったけどね」


乾いた声で苦笑する悠さんがなんだか子供みたいに見えて、もう一度ぎゅうって抱きついた


けど、それだけじゃなくて本当に久々だったからそうしたかったんだ…
俺を此処に連れてきてくれたあと悠さんは直ぐに引き返した…仕事があったみたい…それからは一度も悠さんと会ってないし連絡もとれてなかった
だから無性に抱きつきたかった…


本当言うとね、寂しかったんだ悠さん…


そんな俺を悠さんも抱き締めてくれて、とても嬉しかった



「ありがとう、悠さん」


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