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愛を…
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今…





「んぅ…」


いい匂いがする…

いつもと違う匂いと、いつもと同じ包丁のリズム良い音で、俺は目を覚ました


「……」


ベッドから降りキッチンへ行くと、エプロンをした馨が楽しそうに朝食を作っていた
後ろに立つ俺に気づかない様子で作り続けている


「♪〜」


「……」


気づけよ…
睨むように見ながら、包丁を置いた隙に、後ろから羽交い締めにした


「うわっ!?帝!?」


倒れないように抱きしめ、幾分か低いところにある馨の首元に顔を埋めた


「…馨」


「起きてたの?帝…呼んでくれたらよかったのに」


「あんな幸せそうに飯作ってるの見たら、声なんかかけられねぇよ」


チュッ…と音を鳴らしながら首筋に吸い付く


「んっ、そんなの知ぃらない」


「何だと?ハッそんな奴にはお仕置きが必要だな」


「えっ嘘?今朝っわぁーっヤダッ帝ぉ!!」


「うるせー問答無用だ」


腕の中で暴れる馨を押さえ付け、ベッドへと連れていった




















ごちそうさま


.

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あきゅろす。
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