愛を… 4 「「「「「「おはようございます!!」」」」」」 開けた途端、中等生からの、挨拶が響いた 「おはよう」 後ろで律が返事していたが、俺はただアイツを捜していた 「…っ」 居た―― 驚いた顔で俺を見て固まってる馨 俺と目が合った瞬間俺が解るくらい跳びはねた そんな様も可愛いと思う俺は相当重症だな 人をかき分け、奥に居た馨のもとに近づいた 目の前には、馨がいる それが…すごく嬉しかった 「よぉ…また、会えたな」 目を見開いて、俺を見上げる馨 「ど…して…」 どうして? それは俺がキングで会長だから またお前に会いたかったから でも、それを言う前に馨を強く抱きしめた 「お前に…会いたかったから」 (お前のことが、好きだからだ…) その日を境に俺と馨の距離は一気に縮まった . [*前へ][次へ#] [戻る] |