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愛を…
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何度も言おうと思った…でもその度に拒絶されるのが恐くて言えなかった…馨と付き合い始めた時も、笑って祝福したけど、でも苦しくて…辛くて…でも馨も大翔も幸せなら、ちゃんと諦めなきゃって思ってた…でも忘れるなんてできなくて…僕の家で笑ってる大翔を見てると、どんどん好きになって、大翔の横で我が物顔でいる馨が許せなかった…憎かった…っ馨がいなかったら大翔は僕とずっと一緒にいてくれるのにって…」


奏は俺に抱き着きながら話した…狂愛ともとれるそれを聞いていても気持ちが冷めていくことはなかった…



力を込めて抱きしめると
奏も抱きしめてきた



「奏…愛してる」


「僕も…愛してる」











そのまま交じり合った俺達…ずっと頭の中で思い描いていた奏よりも、ずっと艶めかしくて…妖美だった…













でも
どれだけ熱く激しく酔いそうだったとしても、頭の片隅で馨が笑っていて…酔い切れなかった…



頭の中にいる馨の存在を…俺は無視できなかった…



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あきゅろす。
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