[通常モード] [URL送信]

愛を…
4




二回目でようやく聞こえた
でもその意味が全くわからなかった


「何が?」


「僕のこと愛してるって…本当?」


それはどういう意味なのか…馨は遊びだったのかという意味か…その言葉に嘘偽りはないという意味なのか…


「ああ…お前のこと…愛してる」


その瞬間頭に馨の顔が過ぎったのを…俺はわざと気づかないふりをしていた…




愛してる…そう言えば静かに涙を流す奏…ドクンッと心臓が跳ねた…

ゆっくり口を開くとともに、奏の腕が伸びてきた


「僕もあいしてる…」


「!!」


首にマワッタ手が俺を抱きしめて、奏の唇が俺の唇に当たり…
目の前の奏が嬉しそうに笑った…


「俺幸せで死にそう…」


俺がボソッと呟いた言葉に奏は小さく笑い
そして少し間を開けてゆっくり口を開いた


「僕も、ずっと大翔のこと好きだった…





.

[*前へ][次へ#]

6/13ページ

[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!