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小説
1話前編 妖精の世界
先程までカイト達は変な空間にいたのだが扉から出たらなぜか空から地面に落ちた。
カイト「いてて、ここどこだ?さっきまで変なとこにいたんだけど最初に行くつもりだったとこに着いたのか?」
カイトは少し混乱気味にそう言った。
ライカ「少し待ってください。」
ライカはそういってデータを照合している。
ライカ「間違いありません、目的地に着きました。」
ライカは明るくそう言った。
ゼロ「じゃあここがゲームの世界か。」
カイト、ゼロ、ルミの3人は辺りを珍しそうに見ていた。
周りには変な形の木、珍しい色の岩、大きな鳥などがいました。
4人が辺りを見ているとどこからか変な音が聞こえてきました。
カイト「ん?何の音だ?」
ライカ「あれですよ、妖精です。」
ライカがそういうとどこからか妖精が飛んできた。
妖精「はいはーい、こんにちぁー!私はここに来たみなさんをサポートする妖精のリャム・ミレイクです!」
そのリャムと言う妖精は明るく話し掛けて来た。
ルミ「妖精なんですか!?」
ルミはそう言いながらリャムをじっと見ている、よく見ると目が輝いている。
リャム「いったい何ですか?」
リャムが不思議そうにそういうとカイトはこう答えた。
カイト「ルミは可愛いものが好きだからだと思う。」
リャム「私可愛いですか?っと、本題に入らないと。」
そしてリャムはこう言った。
リャム「はーい、みなさんはこの世界に来た異世界の住人です、みなさんにはこの世界で冒険してもらうことになります。服とかは言ってくれれば魔法でパパッと出しちゃいますよー。」
リャムは明るくそう言った。
カイト(なるほどこんな設定なんだ)
そして3人はリャムに服を出してもらった。
カイトは普通に軽装備で素早く動ける服。
ゼロはポケットが多く道具をたくさん入れられる服。
ルミは上は薄い服で下はスカートと半ズボンである。
ライカはそのままである。
リャム「はいそれでは、って!」
リャムが話してるいるとき地面から何かが出てきた。
カイト「なんだありゃ!?」
ライカ「この地方に棲む植物型の魔物みたいですね。」
ライカはカイトの問いに簡単に答えた。
ルミ「呑気に言ってるけど危険なんじゃ?」
ゼロ「来たぞ。」
ルミは慌てて、ゼロは普通に反応した。
リャム「あんま強くないけど襲ってきますよ!」
リャムがそんな事言ってる間に植物魔物は攻撃してきた。
ルミ「きゃっ!」
ルミの方につるを振り回している。
カイト「なんでルミが狙われたんだろ?」
ゼロ「男より女、で弱そうだからとかじゃないか?」
カイトとゼロは普通に話している。
ルミ「話してないで助けてよー!」
ルミは少し怒り気味にそう言った。
ライカ「3人とも武器はあります、自分がどんな武器を使うか言ってもらえれば出します。」
ライカがそう言うと3人は各々違う武器を言った。
カイトは剣、ゼロはナイフ、ルミは杖にした。
ルミ「えーい!」
ルミは杖を振り回して魔物に当てた。
ゼロ「じゃあ俺も。」
そう言ってゼロは魔物のつるを切った。
カイト「とどめ!」
最後にカイトが魔物に斬撃を当て真っ二つにした。
リャム「ふぇー、初めてなのに戦い慣れてる感じですねー。」
リャムは感心したようにそう言った。
ゼロは魔物の一部をビンに入れている。
ライカが言うには武器やアイテムの材料になるらしい。
しかしまだうねうね動いている。
カイトはトカゲの尻尾みたいだと思った。
リャム「ではでは魔物も倒したわけですし町に案内しまーす!」
リャムは明るくそう言った。
本当にテンションが高い。
道中、木の実やら変な石等を拾いながら進んでいった。
約30分後
リャム「着きました!」 町は大きな木の近くにあり周りの木の中に宿やら店やらがあり木自体が家であった。
住人は妖精だが人間大の妖精もたくさんいた。
人が珍しいのかたくさん妖精が集まってきた。
リャムが案内するといい町を回ることにした。
リャム「ここは道具屋です、薬草やら不思議な草等が売ってあります。」
ルミ「あ、この花綺麗ー。」
ルミが花を取って匂いを嗅いでいると顔が赤くなってきた。
カイト「どうした?」
リャム「その花の匂いはお酒を飲んだ感じにさせるんです。」
ライカ「酔っ払ったというわけですね。」
ライカが簡潔に言った。
ルミ「よっぴゃらってなひれふよー。」
ルミは完全に酔っている。
リャム「これを食べてください。」
リャムがそう言い木の実をルミに渡した。
ルミ「辛い!」
ルミは木の実を食べるとそう言った。
そんな事してる間にゼロは先程拾ったの物を売って道具を買っていた。
ゼロが買ったものはオイル、火薬、マッチ、薬草等だった。
その後色々町を回って見て日が沈んできたので宿に泊まることにした。
主人がいい人で宿泊代をタダにしてくれた。
リャムは家に帰った。
宿屋の部屋にて
カイト「それにしても広いなこの町。」
カイトは楽しそうにそう言った。
ライカ「はい、この町はかなり大きいですよ、大きな木がありましたがあれは神木です、たぶんその加護もあって平穏だからですよ。」
ライカがわかりやすく説明した。
そのようにこの世界について聞いたり他愛のない話をしているうちに辺りがだんだん暗くなってきた。

カイト「暗くなってきたしそろそろ休むか?」   時計を見るともう九時になっていた。
ルミ「そうだね。私はもう寝るね。おやすみ。」
ルミはそう言って違う部屋に行きベットに入った。

カイト「俺達も寝るか。」
ゼロ「わかった。おやすみ。」
カイト「おやすみ。ライカは寝ないの?」
カイトが素朴な質問をするとライカはこう答えた。
ライカ「私も寝ますよ。簡単にスイッチをきるだけですがね。」
カイト「ん、じゃあおやすみ。」
ライカ「おやすみなさい。」
そうしてカイト達は明日に備えて寝ることにした。

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