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小説【腐 夢 混在】
after school(2)【土銀 R18 z3】








終礼のチャイムが鳴り響き、放課後になった。



俺は、すぐに相談室のある旧校舎へと足を運ぶ。







古びたドアには、《相談室》と書かれていた。


コンコン、とドアをノックすると、中から独特な低い声が返ってくる。


「誰だ?」



「先生、俺」





「坂田か?入れ」



きしむドアを開けて中に入ると、部屋の内装はわりと普通で、

思いの外ボロボロとかではなかった。



あ、そうか。ここ時々移動教室で使うのか

と、妙に納得していると、土方が声をかけた。



「坂田、ここに座れ」



土方は教卓の隣においてある机に座っており、その横にある椅子に、銀時をまねいた。




銀時がガタンと椅子につくなり、土方に問う。


「話ってなんすか」








「…お前さ、ずっと俺のこと見てるだろ」





「え、」




ドクン、と心臓が痛いほどに脈打つ。



気づいてたんだ………っ


できるだけ動揺をみせないように答える。


「そ……そりゃあ授業中は前で話してるやつのほうくらい見るだろ。俺に授業受けんなって言ってんの?」


「違ェよ。お前集会の時も廊下ですれ違うときもいっつも俺のこと目で追ってんだろ」




正直、

図星すぎる。


「はっ………!?バッ……カじゃねーの!?!?誰がお前なんか見るかよ!!!」


「じゃあなんで顔真っ赤なんだよ」



「!!!!!」


馬鹿だろ俺!!!

なんでこんな動揺してんだ!


バレたら嫌だ。






…………けど。




「そっ、それはッ、……暑いだろーがこの部屋!

もー暑くて暑くてぶっ倒れそうだね!!!

あー暑い!暑い暑い!」


「…じゃあ保健室行くか?」



「……………!!!////」



照れ隠しもうまくかわされて、さらに銀時の顔が紅潮する。


「顔真っ赤だぞ」
















「認めろよ」


「…………ッ……!」



土方が銀時の耳元で囁く。






「俺のこと好きなんだろ?」



「やめ、」




土方が俺の肩をつかんで、



離さない


「やめ、ろ」



「逃がすかよ」


せんせいがこんなひとだったなんて、


いやだ



「教師がこんなことしていいと思ってんのか…………


猥褻罪、犯罪だぞ」





「うるせェな…」


土方が手早くネクタイをはずし、俺の口に結びつけて猿ぐつわにする。


「んー!」


「お前のしたいようにしてやるから心配すんな」



やだ。はなせ。


おれは、こんなことされたかったんじゃない





「満足させてやるから」


土方が俺を椅子から引きずり下ろして、床に座らせる。



たぶん俺はもう涙目になってて。




そして、俺の顔を覗きこみながら


「な?」


と言って口の端をつり上げて笑う。



「!?!?!?」


股間に違和感を感じて見ると、土方がズボンとパンツを一緒に下げていて。


「んっ、ふ、ッ…んむ…!!!」


「ほら、もうチンコたってきてんぞ」













(からかわないで、からかわないで。もしその思いが嘘ならいらない)

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