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もしもの話
※元ネタの説明。
こちらの小説は、PS2ソフト“ICO”が元ネタとなっています。

ゲーム好きなら、タイトルを知っている方も多いと思います。
ベスト版も出てますしね。


ゲームの内容は至ってシンプル。

“少年と少女が手を取り合って、城を脱出するために様々な仕掛けを解いていく”

乱暴な言い方をすれば、ただそれだけのゲームです。
進め方さえわかれば、3、4時間でクリア可能です。
実際、私も最近二年ぶり(!)にプレイしましたが4時間弱でクリア出来ました。

イベントと呼べるシーンは、オープニング・エンディングを除けば片手の指で数えられる程度。
派手な演出や音楽があるわけではありません。
主人公の少年は特別な能力を持っているわけでもなく、少女とは言葉さえ通じない状況。

……こんな風に書くとこのゲーム貶してるみたいですが、乱暴な言い方をすると本当にこんな感じなんです。

どうしてこのゲームを元ネタにして小説を書いたのかというと、“このゲームの持つ独特の雰囲気が好きだから”です。


城の中に響くのは、吹きすさぶ風や流れる水の音。
そして少年と少女の足音。

このゲームの静けさが私は好きです。


城の中で出会う言葉の通じない少女とのコミュニケーション手段は“手を繋ぐ”こと。
このゲームを進める上で、少女と“手を繋ぐ”ことが必要不可欠だということ。


……ぶっちゃけた話、社長と表くんに手を繋いで歩き回って欲しいという、そのために書いた話です。


表くんは“城の中で出会う、言葉の通じない少女”に当たりますが、社長は主人公の少年とは全く違います。
主人公は“生け贄として城に捧げられた、角の生えた少年”ですが、社長は“世界中を放浪する冒険者”として設定してます。


※この先ちょっとしたネタバレが含まれるので、それが嫌な方はここで引き返しましょう。

























このゲームにおけるラスボス的存在、“城の主”クイーン。
少女の母……と言うよりは創造主に近いかもしれませんが。
そんな“城の主”には初代遊戯王の緑川ボイスの社長……通称キャベツを設定しています。


つまり、緑社長VS茶色社長な展開になります。
最初は闇様にしようかとも思ったんですが、闇様に生け贄要求させるのはちょっとなあ……と思いキャベツに変更。
うん、しっくりきた。

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あきゅろす。
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