[携帯モード] [URL送信]

小ネタ置場
たまにはこんな事もある。



何故コイツはこんなにオレに懐いているのか。





コイツに好かれるようなことをした覚えはない。


何かを与えたわけでも、好意的な態度をとったわけでもない。


にも関わらず、コイツはオレの傍から離れない。





……不可解極まりない。





ふと見ると、真っ直ぐにオレに視線を向けている瞳と視線がぶつかった。


何故か目を逸らすことができない。


…………





それはほんの気紛れ。


しゃがみこんで、ソイツに向かって手を伸ばす。





「海馬くん、どうしたの?……あ、猫……」
「いや、これは……」





ニャア





一鳴きしたソイツは、伸ばしかけたオレの手に擦り寄ってきた。


「かわいーい!海馬くんに懐いてるみたいだね?」
「……ι」





……結局、野良猫らしいソイツの飼い主を遊戯と一緒に探す羽目になったということを、此処に追記しておく。

END



[次へ#]

あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!