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高銀(長編)
ー4ー一言…愛してる
 
「た、高杉さん?」

「今日は何の日だ銀時ィ」

「高杉さんの誕生日…です」

「好きなように銀時に触っていいんだろ?プレゼントは…お前なんだからよォ」

頬をツーと触られて体がぞくっとした。


「ちょ、高杉!俺は男だ。早まるな!!」

「チッ…うるせェな」


もう一度唇を合わされて、さっきより濃厚なキスをされる。
顎を引かれて無理矢理口を開かせ、口内に舌を捻り込んだ。

初めてされる激しいキスに体中が沸騰しそうなほど熱い。

つか、キス上手すぎ!!
さっきの高杉が呑んでた酒のせいか…
それとも

「ん…ふぁ…ぁあぁ、っん…」

唾液が首を伝う。
もう…死ぬ!!強く高杉の胸を押し返すと、やっと唇を離した。


「白夜叉がなんて様だ」

「っハァハァ…高杉っ…なんで」

「なんで?銀時が綺麗だったからよ。それに…好きだ」

「はぁ!?今なん……オイこら…っあァあ!!」


話してる最中に高杉は俺の着物の帯を解くと、露わにされた胸に舌を這わせた。

「白ェ…どこもかしこもどんな女より白ェよ。おめぇは…」

胸を柔やわと揉んでは抓ったり楽しそうに弄ぶ。


「おれ…は、女じゃ…ねーよ。……っあ!やだ、触るな」

「嫌じゃねェだろ?感じてよォ…女なんか関係ない。銀時がイイ」


フワフワと思考回路が覚束ない今の頭じゃ高杉の言っている意味は分からないが、初めての感覚に体が支配されてる気分だ。


高杉は執拗に胸の突起を舐めてはちゅっと吸って、噛んだり…おれの腰は無意識に振ってしまっていた。

「銀時ィ、腰が揺れてるぜ?」

「うっせー…体が勝手に…」

「体は正直なんだなァ」


徐に高杉の手が下着の中に触れた。
そして、先端を攻められる。


「っあぁー!!ダメっ!!くっ…やぁぁ」

「ぐちょぐちょに濡らして。胸だけでおっ起たせてよォ」


恥ずかしくて手で顔を隠す。涙まで流れてくるし…高杉は愉しそうだし…



高杉は銀時が顔を隠したのにイラッときて、下着を一気に下ろし銀時の高ぶりを口に含んだ。

「ひゃっ…!!高っ杉!?汚いよ……くっ、つあ」

ねっとり舌で舐められて、強すぎる刺激にただ喘ぐことしか出来ない。


「うはぁっ…あ…イイ、ん…はぁ、でっ出ちゃう…」

高杉の頭を何度離そうとも、離れてはくれない。
ましてや勢い良く吸われて、呆気なく口内に吐精してしまった。
「ごめ…高杉」

恐る恐る高杉の頭を撫でると、ぐっと足を持ち上げられて吐精したモノを後孔に垂らされた。


そして、荒々しく指を突っ込んでかき回すと高杉は珍しく余裕なさそうな顔で言った。


「銀時…好きだ。愛してる」


覆い被さるようにして、高杉は己を孔に押し入れた。


「あ…入らないよっ……痛い…嫌ァぁ」

「くっ…我慢しろ」

痛みで高杉の背中に爪を立てる。


「キツいな…ま、誰ともヤってない証拠か」

「いあァ!!…くる…くるゅしい…くはっ」

「…っ、全部入った。動くぜ?」


ゆっくり、そして徐々に早くなる律動に初めは痛かった痛みも麻痺して今は快感に変わる。



今思えば、高杉は嫌いだった…と言うより、俺の無いものを持っていた


いわゆる憧れだったのかもしれない。


羨ましかったのかもしれない。
もっと仲良くなりたかったのかもしれない。


「銀…銀時、何考えてんだ」

「はぁっ…た、たかすぎの、あぁぁっ…こと」

「ふ…今の銀時の顔、誰にも見せたくねェな。


昔から、好きだったんだぜ?鈍感」


奥に突く度高い嬌声が上がる。自分のものじゃないような声でも、
今はなんか…幸せ。


「っもう…イク…イキたい、ハァっ、く!!」

「イケよ。俺もお前のナカにたくさん出してやるよ」


そうか。
高杉が女の子にモテるのが嫌だったのも、俺が高杉が嫌いだったのも、

全て高杉が好きだったから。

好きなのを知りたく無かったんだ。
認めてしまえば、つらくなるだけだから…。



月明かりに照らされて、卑猥な水音だけが真夜中に鳴る。

一際強く抉るように突いたとき、俺は思いっきり果てて自分の腹の上を汚した。

「っ…締めすぎだ馬鹿」

続くように高杉もナカに大量に果てた。孔からはとめどなく溢れている。

汗で張り付いた前髪をどかしながら頬にキスをしてくれた。
「銀時、好きだ。女じゃないのが残念だがな」

「馬鹿高杉…俺はまあまあ好きかも」


素直には言わず、ぎゅっと高杉の首を引き寄せて抱き締めた。


いつから好きだったんだ?と問えば、
知らねェ。会った時からじゃねェか?と。


何年越の片思いだっつーの。

「高杉!!」
「今度はなんだよ」

「誕生日おめでとう」


貰ったものは高杉からの愛。
あげたものは羞恥と初体験……(泣)



次の日

高杉から紙切れをもらった。

「お前馬鹿だから紙に書いておけ。忘れたら殺す」


ツンデレ晋ちゃんからもらった紙切れに書いたものは…

『8月10日 高杉の誕生日。
プレゼントは、毎年高杉の誕生日は一緒にいること』


「来年も再来年も?」

「当たり前だ」

「えー」

「銀時ィ…?」

「すみません…束縛反対!皆人類自由だ!!」





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