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高銀(長編)
4ページラスト
 

朝、目が覚めると死ぬほど腰が痛かった。

そして昨日のことがフラッシュバックされて恥ずかしさに枕に顔をうずめた。



「たか…すぎ?」

「なんだ」


もう既に着替え始めていた高杉は俺が起きたことに気づいて、隣に腰を下ろした。


「動けねェのか?ククッ」

「誰の所為だ誰の!あの後気ぃ失った俺に3回くらいヤったくせに…」

「残念…4回だ」

「いっぺん死ね!!!」


ククッっと笑いながら優しく俺の頭を撫でる高杉。
どーしてくれるんだよこの腰!使いモンにならないんですけど!!!


「俺ァ保健医だ。いつでも保健室に来いよ」

「誰があんな危ない基地に乗り込むか!!昼間っからヤる気満々だろーが」


「銀八、ちょっと右手貸せ」

「貸して下さい、だろ?」

と言いながらも右手を出した。

高杉はポケットから何か取り出して、俺の右手の薬指に指輪をハメた。




「おま…これ!?」

「婚約指輪だ。まだ結婚しねェし、無くしたら命は無いと思いな」


わしゃわしゃと頭を撫でて高杉は寝室から出て行った。


照れ隠ししてソッコー出て行っちゃってさ…
高杉って結構ロマンチストだったり。



右手を伸ばして指輪をじっくりと見た。シルバーリングってとこがアイツらしいと言うかなんと言うか…



「よし、俺も学校行くか!高杉ぃぃ先行くなよ!!待ってろよ」


重い腰を上げてゆっくり立ち上がった。










━━━━━━


「じゃあ出席取りまーす。返事無し及び元気ない奴は欠席とみなす」


いつものように始まる3Zのクラス。


しかし、今日は違った。


ガラガラガラー

「あ、高杉先生だ」
「なんで高杉先生?」


「高杉…先生、どうしたんだよ」

突然入ってきやがった高杉。驚いて目を見開いていれば、俺の後頭部を掴んで、あろうことか…


生徒の前でキスしやがった!!!しかもディープ!!



意味がわからない。

「聞けテメェら!!」

唖然としている生徒に向かって高杉はもう止められない。暴走機関車並みに止められない。



「俺と銀八は…婚約した」


右手を引っ張られ、堂々と生徒達に見せびらかす。


「たたたたたたたぁーかすぎぃー!!!!」


ニヤリと笑う高杉は…いつにもなく恐ろしい笑みだった。


その後………土方やら沖田君やらが反落を起こしたのはまた別の話し。





 HAPPY BIRTHDAY
坂田銀時&坂田銀八


2010.10.10



━━━━━━━━━━

終わったぁぁぁ!!

なんか前置き長かったorz

銀八先生が生徒に好かれますってことがかきたかったんでさァ!はい。

前に書いてたのがポンコツ携帯の所為で消えてしまい、1から考えて書いたからなんか恐ろしいことになりましたが…

何はともあれ、銀さんおめでとう!!!!

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あきゅろす。
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