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高銀(短編)
ビバ☆新婚生活!!(高銀)
 

目を覚ませば、ここは…

片方の瞳でもわかる見慣れた景色。

ここは銀時の万事屋か…




〈ビバ☆新婚生活!!〉




俺は何で此処にいるのか理解出来ない…
昨日は確か鬼兵隊の幹部会議があって、俺は最後まで残っていた気がしたが………


何故今万事屋にいるのか。
しかも銀時の布団で寝ていた。銀時の布団で寝てたんならよ、服はちょっとくれェ乱れる筈だがきっちり着流しを着て寝ていたよう。



あぁ…そうか。これは夢なんだ。


ボケーと汚ねェ安っぽい壁を見つめていた。


すると、勢い良く襖が開けられそこには目を見張る姿のあいつがいた。


「杉ぃぃ。起きたか?お、やっと自分で起きれるようになったんだな。成長したねー」

「おまっ…銀、時…なんつー格好してんだっ」


いつもダッセェ和と洋の混合服着てる銀時が今日は、洋の上にヒラヒラのピンクのエプロンなんざ着てやがる。

俺は銀時のエプロンをつい引っ張ってしまった。これは夢なんだよな!!!!!!夢だと言え……いや、言うな!


「ん?どした高杉?…おはようのちゅーしたいのか」

クラリ…やっべ目眩がしちまった。銀時の顔がどんどん近づいて来て、俺は反射的に目を閉じちまったらむにゅ、と頬に唇の感触がした。


「っ…ご飯冷めるから…早く起きて来いよ!!二度寝しやがっら殺す」


スパーンと襖が閉められ、俺は高鳴る心臓に手をあてながら布団に突っ伏した。



(夢ン中最高!!!)


一旦落ち着け俺!
深呼吸だ。これは夢。夢だぜ…
なんつー可愛さだあの生き物は!?銀時の姿した何だアレ!!アレは銀時だよな?俺は!?俺は鬼兵隊総督高杉晋助!!よし。


深呼吸をし、ゆっくりと襖を開けるといつもの長机には朝飯が用意されている。

湯気が立つ味噌汁にご飯、焼き魚に煮物まで…俺の好きな和食か。

そーいやガキ共の姿が無ェ。


どこまで新婚みてェなこたァしてんだこの夢は……………?新婚?……新…婚…



急いで銀時を探して台所に行けば、人差し指を加えていた。


「痛っ…あ、高杉」

「…はぁはぁ、…あァ?怪我したのかテメェ?」


…って違う!
丁度左手を怪我したらしく、目に入ってしまい口が滑った。


ゆっくりと銀時の手を取って左手の薬指を見れば…


指輪あるじゃねェかァァァ!!!!結婚指輪だろこれ!?


新婚プレイかと思ったが本当に結婚したらしい…夢ン中でだがな!


「お、おい高杉?」



そうかい…
夢ン中の俺はコイツとついに伴侶になっちまったってこったァ。


左手の指から滲む血を俺は口に含んで舐めとった。

「っん…ちょ、止めろって!!んぁっ」

丁寧に舌を使って指全体を舐め上げ、目線を上に向ければ涙を浮かべて赤らんだ頬の銀時とかち合った。


コイツがついに俺のモンになったのか…

「朝飯前に銀時を頂いてもいいか?」

「…もぅ、高杉の馬鹿っ」


可愛いなちきしょー。
頬を両手で挟み、銀時の唇を塞いだ。

いつもの銀時ならば俺が舌を入れなきゃその気にならないクセに、今の銀時は自分から舌を絡ませ自分から腰を押し付けてキやがる。


「ふぅ…っぁ、ん」


唾液を流せば素直に飲むこむ銀時の頭を撫で、唇を離すとトロンとした瞳で見つめ返してきた。


「しん…晋助、朝ご飯冷めちゃうよ?」

「!?」


し…晋助言ったぞこの小悪魔が!!
小首を傾げて言うか?
俺は頭に手を当てて動悸の激しい心臓を落ち着かせる。


「銀時ィ…そうやって誘ってんだろ?なァ」

「ち、違う!!止めろ馬鹿野郎!!朝から盛るな獣が!」


銀時を反転させ、流しの縁に手をつかせて後ろを向かせた。

振り返って罵声を放つがなんの効力もない。

俺は銀時の下半身に手を伸ばし、半起ちしている銀時のモノに触れる。



「テメェの此処は反応してんじゃねェか。身体は素直でイイねェ」

「エロ親父か…ってどこ触ってんだ!!」

「嫌がるなって。愛してんぜ銀時ィ」


ちゅっと項にキスを落とせば、銀時は急に静かになった。


「…銀時?」

「お、俺も…ああああ愛してるぜ?晋助」

耳を真っ赤にして言うか普通。


愛しくて愛しくて理性が持たねェよ。ったく…



「我慢出来ねェ…銀時ィ」

ズボンに手を入れて、直接銀時のモノを後ろから扱いてやれば、銀時はフルフルと震えて必死に堪えている。


「ぁっ、くぁっ…だ、だめっ…あぁぁっ」

ズボンを下ろし、エプロンで銀時自身を包み激しく上下に扱いく。


「…っや、エプ…ロン汚しちゃっ…はぁっ、ふぁ…」

「汚したって洗えば落ちんだろ?ヤラシイぜ、今のテメェはよォ。いっそ裸にエプロンにしてやるか?」

馬鹿、と喘ぎながらも悪態をつく銀時の先端に爪を食い込ませて抉るように刺激する。


「あぁぁぁっ!!や、だめっ…出ちゃ、う…っあっああああぁぁ!!!」


銀時はエプロンに欲を吐き出して、激しく息を整えている。

本っ当可愛いな。


「もう入れさせてくんねェか?」


耳元で低く聞けば、銀時は振り返ってコクンと頷いた。


「は…早く晋助ぇ」

「淫乱になったな銀時。エロい顔してよォ」


前を寛げ、中に入れようとした時……












「…すけ…んすけ……」

「ん…」

「起きるでござる晋助!!もう会議は終わったぞ」


そこはいつも通りの鬼兵隊会議室。

俺は一番奥の総督席で片肘を付きながら爆睡していたらしい…



つーか。


「テメェ万斉…」

「なんでござるか?」

腰に差している長ドスに手をかけ、万斉に切っ先を向けた。



「命令だ。死ね」

「ななな何故でござるか!?」

「イイ所で起こした。だから万斉は死ね」

「理不尽だァァァ!!!!」










血で汚れた刀を綺麗に拭きながら自室り、ふと部屋の隅にある電話が目に入った。




電話に手を掛け、慣れた手つきで番号を押す。


3コール後、やっと出た馬鹿にだらけた声。


『はーい。こちら万事屋銀ちゃん。どなたー』

「俺だ」


『……た!?………何?えーと某テロリストの方ですか?それとも俺俺詐欺の方ですか?それとも…』

「明日逢いに行く銀時」


ガチャンと一方的に電話を切り、ふぅと溜め息を吐いた。


夢っつーのは見た奴の願望だとか?あとは欲求不満とか…欲求、ねェ。




明日は新婚プレイすっか。



完、

━━━━━━━


キャラ崩壊来ましたァァァ!!!!
新婚さんって強いですねー
あたしも楽しく書いちゃいました!

高杉さんのキャラ崩壊って…銀ちゃんも崩壊してますね……

だって書きたかったんですもん(笑)イチャイチャしてんなー

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あきゅろす。
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