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いつもとちょっとだけ違う日(日向)


一年に一度。少しむず痒い日。
丁度17年前に、私が生まれた。





「名前、誕生日おめでと。」
「これプレゼント。」
「ありがとー。」

教室に入ると仲のいい友達数人がお祝いの言葉とプレゼントをくれる。
開けてみるとマグカップや筆箱なんかが入ってた。

「かわいー!ありがとー!」
「気に入った?」
「うん!早速使っちゃおっと。」

と、筆箱の中身を入れ替えてると後ろから声が聞こえた。

「なに、今日苗字誕生日なの?」

振り返ると隣の席の日向だった。
朝練の後っぽくて、うっすらと汗をかいてる。

「そうだよー。17歳になりました!」
「おー。おめっとーさん。」
「ありがとー。」
「あ、名前、それで今度さ、」

友達と今度の休みに祝ってもらう話をしてるとチャイムが鳴った。
続きはまた後で話すとして、もらったプレゼントを鞄にしまう。

「これやるよ。」
「へ?」

隣からそんな声とともに差し出されたのはシンプルな黒いリストバンド。

「なんで?」
「なんでって……。誕生日なんだろ?」
「いいの?!」
「この間新しいの買ったし。俺のお古で悪いけど。」
「ううん。ありがと!」

すぐに左腕に嵌めて眺める。

「顔、にやけてんぞ」
「えへへ。今度日向の誕生日にお返しするね!」
「おー。三倍返しな」


::いつもとちょっとだけ違う日::


(これ着けてれば成績あがるかな!)
(だアホ。んなわけねーだろ。)
(そうだよね、日向平均だもんね。眼鏡なのに)
(眼鏡関係ねーし!)



--End




そんなわけで(どんなわけだ)日向夢!
メインジャンル更新しろよって感じですよね。私もそう思う。
いつもより酷いのはいろいろわけがあるんですすいません。もしかしたらいつかあげなおすかもしれない。




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