野
君のことぜんぶ(栄口)
君が好き
「ねーねー栄口」
「どしたの」
「ここの訳がわかんないんだけど」
「あー、そこは……」
古典が得意な君が好き
「苗字」
「何ー?」
「なんでここ、この式になんの?」
「んーとねー……」
数学が苦手な君が好き
「疲れたー。休憩にしない?」
「これ終わったらな」
「休んだらまたやるから。ね?」
「……ちょっとだけだからな。」
そうやって許してくれる君が好き
「栄口、膝貸して!」
「え、なんで」
「いいからいいから!」
「こういうのって普通逆じゃない?」
「いいじゃん、たまには。」
「しょうがないなぁ……」
笑ってくれる君が好き
「栄口ー好きー」
「はいはい。俺も好きだよ」
そのままの君が好き
::君のことぜんぶ::
(ずっとずっと)
(君が大好き)
--End
幸せな栄口って初めて!しかもヒロイン目線。
本当はもっと膝枕メインになるはずだったんだけど……。
小金井と話が被りそうだったので。(元々小金井でやるつもりだったから)
という裏話←
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