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王子とカエルと時々私






信じられない。

というか信じたくない。




私いつも通り学校通って、塾行って…

疲れた体でなんとかお風呂入って私の至福の時、“リボーン”という漫画を読んでからさあ寝ようってベッドに潜り込んだ。


うん、ここまではいつも通りだよね。





「…ぐぎゃあっ!!」


突然体に重みが。どすんていったよどすんって。


「しし、カエルなにやってんだよ。お前のせいで敵の攻撃受けただろ」


「ミーのせいじゃないですよー。ベル先輩が気ぬいて殺し損ねたからでしょー。ていうかここどこですかー?」


「…ん?なにこの狭い部屋」


「知りませんよー」


「あの」


「バカエル、どうすんだよ」


「堕王子こそ自分で考えてくださいよー」


「おーい君達」


「しし、もしかしてワープでもしたか?」


「そうかもしれませんねー。あの時光に包まれて…」


「いいからどいてぇぇ!!」


「「ん?」」


先ほどまで私を下敷きに座っていた二人組はベッドからおりた。私は状況がよめないまま起き上がると、さらに状況がよめなくなった。





王子とカエルと時々私


(べ…ベルとフラン…!?)
(しし、なんでこいつ俺らのこと知ってんの)
(吐かせなきゃですねー)


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