王子とカエルと時々私
2
「ところでー」
そろそろ引きこもりも飽きませんかー?そう聞くと堕王子はにいっと笑った。
「せっかく別の世界に来たんだから楽しまなきゃじゃね?つーか王子だから葉月の言うことなんか聞かなくていーよな」
「でもまあ一文なしのミー達を養ってるのは葉月サンですけどー」
「王子一文なしじゃねえし」
「あっちの世界のカードなんか意味ないでしょー」
「…」
「…てことでー」
「?」
「葉月サンを迎えに行くという名目のもと外に出ましょー」
「ししっカエルにしてはいーこと考えるじゃん」
ミー達は今着ている服(葉月サンの弟サンの服らしいですー)を着替えて隊服を着て、窓からしゅばっと華麗に着地ー。
うししっ 行くぞカエル、って命令しないでくださーい堕王子ー。
久しぶりに出た外、その空を仰ぐとそれはミー達の元の世界と何ら変わることはなくて。
いつ帰る日が来るのかなーとミーは考えたわけです。
カエルの徒然日記
(どーせ堕王子はなんとかなるとか思ってるんでしょーねー)(ミーは苦労人ですー)(だから口に出てるっつーの!)(げろっ)
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