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王子とカエルと時々私





「ところでー」


そろそろ引きこもりも飽きませんかー?そう聞くと堕王子はにいっと笑った。


「せっかく別の世界に来たんだから楽しまなきゃじゃね?つーか王子だから葉月の言うことなんか聞かなくていーよな」


「でもまあ一文なしのミー達を養ってるのは葉月サンですけどー」


「王子一文なしじゃねえし」


「あっちの世界のカードなんか意味ないでしょー」


「…」


「…てことでー」


「?」


「葉月サンを迎えに行くという名目のもと外に出ましょー」


「ししっカエルにしてはいーこと考えるじゃん」



ミー達は今着ている服(葉月サンの弟サンの服らしいですー)を着替えて隊服を着て、窓からしゅばっと華麗に着地ー。



うししっ 行くぞカエル、って命令しないでくださーい堕王子ー。





久しぶりに出た外、その空を仰ぐとそれはミー達の元の世界と何ら変わることはなくて。


いつ帰る日が来るのかなーとミーは考えたわけです。




カエルの徒然日記

(どーせ堕王子はなんとかなるとか思ってるんでしょーねー)(ミーは苦労人ですー)(だから口に出てるっつーの!)(げろっ)





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あきゅろす。
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