王子とカエルと時々私
2
「あ、お帰りですーなんか葉月サン疲れてませーん?」
「えぇとっても」
「湯舟も悪くないなーボスにつけてもらうか」
カエルは王子より先に風呂入っていて(ありえなくね?でも葉月がじゃんけんで決めるっつーから)ベッドに寝転がって漫画を読んでいた。
俺達が出てる、
“家庭教師ヒットマンリボーン”
つーか王子が出るの遅いよな。沢田綱吉が主人公かよ。
まぁカエルなんか王子よりはるかに遅いからいーけど。
「…はぁ」
「何溜息ついてんだよ葉月?」
「ベル達のせいでしょ!」
「なんでミーも入ってるんですかー」
にしても本当面白い、つーか変な女。
見ず知らずの王子達を(漫画で知ってるんだろうけど)家でかくまって、食事を用意したり…
ま、王子の下撲として当たり前だけど?
「まぁ世話になってるわけだし癒してやろうか?」
「癒すって…何すんの?」
「何って…そりゃ王子直々にナニを…「変態王子ぃぃ!!」…切り刻むよ?」
「変態発言控えてくださいよ堕王子ー葉月サンそういうの慣れてないんですからー」
「うぅっ…フラン…っ」
「あからさまに処女って感じですもんね葉月サンってー」
「死ねカエル!」
「あ、それさんせー」
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