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プロポーズ大作戦2(田島/甘)
※社会人設定






「うまそうっいただきます!」



「はーい」



名前ちゃんも一緒に食べていいわよと言われたもののおばさんを1人台所に立たせるわけにはいかない。


おばさんと一緒に洗い片付けをしているとおばさんに「名前ちゃんはいいお嫁さんになるわ〜」と冗談か本気か笑顔で言われた。

高校生の頃なら笑顔で応対したものだがこの歳になると妙にリアルでなんだか照れ臭い。


結婚、か。
ちらっと騒がしいリビングのほうを見ると田島一家が団欒中。私が作った肉じゃがをおいしそうにほうばる悠の姿を見て自然と頬が緩んだ。



「名前!これすげーうまい!」



「本当?嬉しいな」



私とおばさんも団欒の中に入っていくと悠が笑顔で言ってくれた。


悠も私も少なからず大人になったけど、悠の少年のような無邪気さは高校時代と変わらない。これからも変わってほしくないと思うのは私のエゴかしら?



「名前はいいお嫁さんになるな!ゲンミツに!」



…ほら、変わらない。天然なとこも、厳密をうまく使えてないとこも。



「…悠…、恥ずかしいから、家族の前で言わないで」



「なんでだよー?俺本気で思ってるんだぜっ」



「わかったから」



真っ赤になって俯く私と、照れもしないで可愛いとか言い出す悠を田島家のみなさんが冷やかす。うわわ…。



「悠、ちゃんと責任とりなさいよー?」



悠のお姉さんがからかうように言うと、悠はにかっと笑った。



「もっちろん!田島悠一郎、名字名前を一生愛すことを誓います!」



「ゆ、悠…!」



「名前は?」




そんなの決まってる


(プロポーズの場面には)(あなたの家族も一緒!)









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あきゅろす。
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