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騎士と姫の物語
3人と決意


話終わって私は瑠威だけにあることを話した。


「私明日から学校に行かない…
明日から病院に入って治療するんだって…

だけどね、何をやっても私の病気は治らない
ただの気休めの治療なんだってわかってる。

治りはしないって…
だから泉には私のことを忘れてほしいの…」


「でも永良、泉はお前のことまだ好きなんだぜ?
人が人を好きになる気持ちを周りの奴がどうこう言えることじゃない…
勿論俺にもお前にも言うことは出来ない。」


私は泣きながら瑠威の話を聞いた。


「それでも泉にはもう関係ない…」


「けどよ…」


「私は!

私は…もう泉のことを私という鎖から束縛から解放してあげたいだけなの…
私のことで泉が苦しむことはない!
悲しむことはない!
未来へ歩く足を止める必要はない!
私みたいな障害物で躓いている暇はないの!」



私はただ泉に私の分まで幸せになってほしいだけ。



「…永良の幸せはどうするんだよ?
お前にだってそんぐれぇの願いあるだろ!?」


「うん、あるよ。

私の幸せは…

『          』
だから」


「…!そう、か」



ありがとう瑠威











俺は秦の最後の言葉を聞くことなく教室に戻った。
秦…お前にとって俺はなんだったんだ…?

お姫様は騎士を自分から解放したいと願い
魔法使いはお姫様と騎士を思い
騎士は自分に絶望した




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