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騎士と姫の物語
ありがとうとさようなら


貴方が好きだからさようなら…






「泉〜アンタはさぁ私のこと好き?」


「は?なんだよ急に」


「いや、なんとなく?」


「俺に聞くな。
まぁ好きじゃなかったから一緒に居ねぇよ。」


「…そっか
ありがとう!」



泉、アンタのこと私も好きだよ…今まで一緒に居てくれてありがとう…
ありがとう…だから




『さようなら』






次の日私は泉と別れた。
泉は納得してなかった(当たり前か)
けど、別れないと泉の人生を壊してしまうから
だから早めに私から解放しなきゃいけない。

こんな自分勝手な我が儘を許してね。




泉と別れてから1週間たった

泉とは一緒のクラスだからちょっと気まずいけど
自分が決めたことだから仕方がない。
そんなこと考えていたら友達の井上瑠威が来た。


「(お前なんで泉と別れたんだよ!?ここ1週間ボーとしてるし部活にも身が入ってねぇらしいぞ!)」


「(別れたのは…まぁ色々あるからだよ…ボーとしてるのは知らない。)」


「(なぁお前なんかあったのか?)」


「(…アンタ馬鹿な癖にそうゆうところは鋭いよね。)」


「…」


「(言わないよ…言ったら何のために泉と別れたかわからなくなるじゃん。)」


「そっか…まぁ後悔すんなよ!」


ありがとう…瑠威

泉…私は別れたこと後悔してないよ。











なんでだよ…秦
どうしてなんだよ…!

お姫様は騎士の目の前から消えてしまった




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