短編Ａ
背中(榛名/微甘)
マウンドに立つ貴方の背中が大好き...
榛名がいつも通り朝練を終えて教室にきた。
いつもなら一応彼氏(ここ重要!!)だから朝の挨拶は仕方なくするけど…
その彼女のウチはというと…
机の上で爆睡中でした(笑)だって
眠かったんだよ(~_ヾ)
｢…すぅ～……ﾑﾆｬﾑﾆｬ｣
｢うーっす…｣
｢…すぅ～……ﾌｧ…ﾝ～｣
｢…？｣
いつもはウチからの挨拶があるけどそれがないとわかった榛名はウチの席に足を運んだ。
それに気付かずウチはある夢をみながら爆睡していた
｢…(何こいつ寝てんだ、
朝練で疲れてる俺を出し抜きやがって！)
おい、起きろ!｣
｢…ﾝ～……すぅ～…｣
｢…ﾑｶ
おい、起きろ!!
起きろ!!秦!!｣
｢ンﾝ～…ﾑﾆｬﾑﾆｬ…すぅ…｣
怒鳴りながら肩を揺すって起こそうとしても起きないウチに頭にキた榛名はウチの頭を
グーでぶん殴りやがった!!
ガン！！
ゴン！！
｢！！！～っつぅ～…(泣)｣
｢おい、起きたか(笑)｣
｢起きたかっじゃなーい!!
痛いじゃない!!
もっと普通の通常的な
起こし方ってのが有るでしょうが!!
バカー!!
それにこれでも一応
アンタの彼女なんだから!!優しくしなさいよ!!
バカ榛名!!｣
｢ンだと！｣
バカ(榛名のこと)が殴ったせいで
頭は痛いわ！
殴られた衝撃で腕を枕にしていたウチは机にオデコをぶつけて痛みが２倍!(泣)
真面目にあり得ない!!
バカ(榛名のこと)は勝手に逆ギレしてるし、意味わかんない!!
｢人が折角いい気持ちで爆睡してたのに！どうしてくれんのよ!!｣
｢んなこと知るか！此方は朝練で疲れてんのに寝んの我慢して教室にきたんだ!!｣
｢アンタはどうせ授業は全部寝てるじゃない！それに寝るためにサボって屋上とかに行くでしょ!!違う!?｣
｢違くねぇ！けど当たり前だろ!!それに学校の授業なんざ寝るためにあんだよ！｣
｢それだからアンタは頭悪いのよ…こンの馬鹿が!!｣
｢てめぇ！人のこと馬鹿バカ言い過ぎなんだよ！ブス！｣
｢アンタこそ彼女にブスって何よ!!ブスって!!｣
｢お前こそ彼氏に馬鹿ってなんだよ！｣
｢馬鹿に馬鹿って言って何が悪いのよ？｣
｢ンだと！｣
｢何よ｣
ｸﾗｽ(あの２人って本当に付き合ってんの！？)←全員が初めて心がそろった時
｢はぁ～…で、何か用があったの？人の睡眠を邪魔するような大事な用が？｣
｢(コイツまだ根に持つ気か∑)あん？おおぅ!そうだ!忘れてた!｣
｢(マジでぶん殴ろうかコイツ！)｣
｢秦から朝の返事なかったし寝てたから起こした(笑)｣
｢…それだけ？｣
｢おぅそうだ♪｣
｢(……たくこのバカは///)それはごめん。夢を見てたし爆睡してたから…｣
｢どんな夢見たんだ？｣
そう聞いてきたバカ(←まだ根に持ってる)に正直に言っても良いものなのかとても悩むところなんだけどどうしよう…
あんな夢なんで見たんだろう…うぅ～…
｢ん～…｣
｢そんなヘンテコな夢見たのか？(笑)｣
｢いや、そこまで変な夢は見てない…｣
｢じゃどんな夢だよ？｣
｢…榛名がマウンドに立ってる夢(*-∩-)｣
ウチがそう言ったら榛名は急に笑い始めた
｢ハハハハ!!おま、ハハ!!｣
｢な、なによ!!もういい!!｣
｢わりぃわりぃ♪いや、だって俺が夢にでてくるくらい俺のこと好きなんだと思ってな(ﾆﾔﾆﾔ｣
｢五月蝿い!!////｣
｢あぁ笑った笑った♪｣
｢たくっ…///｣
真面目に恥ずかしい…こんなんだったら言わなきゃよかった…
｢で、何でそんな夢見たんだ？(ﾆﾔ)｣
｢ｷﾞｸｯ……｣
｢ﾆﾔﾆﾔ♪｣
｢……に……たから…｣
｢あ？なんだって？｣
｢マウンドに立つアンタの背中に惚れたから！！！///｣
｢…｣
｢悪いか！///｣
あぁ言わなきゃよかった…言わなきゃよかった…最悪だ(泣)
そんなことを思っていたら急に榛名に腕を引っ張られ耳元に顔を寄せてきた。
｢ちょっ…///｣
｢俺は応援してくれる秦の声に惚れた(笑)｣
そんなこと言われたら何も言えないじゃないか…
｢…あっ、でも今は好きじゃない♪｣
｢はぁ！何でだよ!!｣
｢教えない♪｣
｢教えろ!!｣
｢やだよ～｣
絶対教えてやらない♪だって昔は好きだった
けど今は好きじゃない
今はその背中を愛しているから
おまけ↓
ウチ等の口喧嘩はＨＲまで続いた
先生｢お前達いい加減にしろ!!｣
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