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4 (発見)+後書き
※ ※ ※
小さい頃、一人になりたい時、政宗はいつも『あそこ』にいた。
城から、そう離れていない所に、その丘はあった。
周りを木々を囲まれ、その木々を抜けない限り、丘の様子は誰にも見えない。
その丘に政宗がいた。
やっと、見つかった。
太陽が山にひとかけら隠れようとしていた。
「政宗様!」
そう呼ぶと、ゆっくりと政宗は振り返った。
そこに居たのは、君主としての政宗だった。
何故か、酷く嫌な予感がした。
小十郎が近寄ろうとした時、政宗が手に持っていた、戦用の木刀――砕骨刀を小十郎へと向けた。
その行動の意味が分からず、小十郎が立ち止まると、政宗がはっきりと言葉にした。
「小十郎、儂と一騎打ちをしろ!」
――!!!???
小十郎は自分を含めた、全ての物が時を止めたかのような錯覚に陥った。
続く
あとがき
書いてたら、前編・後編になる程の長さになってしまいましたι
伊達政宗好きって、多いですよね。
伊達軍、政宗を除いて、みんなオリジナル設定です。
名前を間違っていたら、教えて下さい(特に綱元が不安)。
m(_ _)m
前編を読んだだけで、政宗が怒った理由が分かったなら、貴方は大の政宗好きか、読みの深い人です。
o(^-^)o
ではA、後編をお楽しみに!
2005/01/25/火
訂正:2008/02/19/火
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