あとがきとオマケ
本当はもっと複雑な事情がありますが、私の文才では無理だったので
此処で簡単な説明を
ゾロは小学生の時、両親とのお出かけ中事故にあい、自分だけ助かるも一人ぼっちになってしまいました。
両親はかけおちだった為に、頼れる親族等いないゾロは
兼ねてから、交流のあった剣道の師匠の元へお世話になる事が決まり、師匠の元に引っ越します。
そこでサンジと出会いました。
表面上何時もと変わらないように気をつけていますが、両親を失い自分だけ助かったと自分を責めるゾロの心に負った傷は深く
時が経っても中々癒される事はありませんでした。
そして、その傷は更なる想いを乗せて多感な年頃の中学生になった時、に爆発します。
(勿論更なる想いとはサンジへの気持ちです)
そしてゾロは声が出なくなってしまいました。
サンジも、ゾロの家庭の事情は知ってはいましたが、それもおおまかにしか知らされておらず
まだまだ子どもで少し自己中心的な所があった故に、ゾロの傷までは気づく事はありませんでした。
ゾロは声が出なくなっただけでなく、
心因が原因で身体の成長もあまりしないようになってしまいました。
その為、小柄で身長もサンジより頭一つぶん小さいです。
ですから、簡単にサンジの腕の中に収まる事が出来たのです。
以下オマケ↓
* * *
「ありがとう。もういいよ。帰っても」
「はい。じゃあお願いします」
「・・・(ペコリ)」
今回は無事痴漢を駅員の所に突き出した二人
サンジとゾロはこれで安心だ、と晴れやかな顔をしている
「さぁ。速く帰ろうぜ!今日は俺ん家に来いよ。お前の好きな・・・?ゾロ?」
「・・・・」
「何だ?今読んでいいのか?」
「・・・(コクン)」
「えーと何々?悪かったな。またお前に迷惑かけて・・・もう大丈夫だから、明日からまた彼女と学校にいけよ・・・・だと?」
一々声に出して読むサンジ。
呼んでいるうちに、段々と表情は険しくなり、
最後には不機嫌丸出しの声音でゾロをキッと睨むように視線を向けるサンジに
ゾロは一体何をそんなに怒っているいるのか見当もつかない。
「・・・?(コクン)」
「可愛く首を傾げたってゆるさねぇぞ。お前何言ってんだ?俺には彼女なんていねぇよ。
むしろお前が俺の彼女・・・嫌彼氏になるのか」
「・・・?」
「あーっとつまり・・・だから・・・えっと・・・・俺は―――・・・・・」
無事サンジがゾロに思いを伝え
ゾロが顔を真っ赤にしながら頷き、
ゾロの可愛らしさに、一目を憚らずに駅のど真ん中で、ゾロを思いっきり抱きしめたサンジが
可哀そうな程真っ赤になったゾロに頬を殴られるまで
後5分 ―――・・・・・・・
[2014/8/12]
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