Prologu




少年は出会いました・・・・・



初めて命をかけても守りたいと思える人に・・・・






幼き頃の淡い想いは、時が経つにつれ只の思い出には留まらなかった。









切なく辛い別れを経験しても






例え・・・・・相手に恨み憎まれていても









想いは風化する所か、目には見えない結晶に形を変えていった・・・・・









只想うだけでも・・・・・




自分のした事を棚に上げ、それでも想いは消える事はなかった・・・・・











心から一緒に居たい ―――・・・・


心底愛おしいと思える相手 ―――・・・・





しかしその愛しくて大切な人は




今や自分の命を脅かす存在に・・・・・・







幼き頃起こった悲劇で自分の命を狙う者となってしまった愛しい人と



再び和解できる日は来るのだろうか














―― まず始めに


―― 少年を語るには欠かせない人物のお話から始めましょうか










[2013/7/29]


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