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お母さぁーん(銀さん)お腹が空いて出ないー。




万事屋から出て一時間後、てくてくと道を歩いていたらいつのまにか万事屋に戻れなくなった。

あっちゃー

よくある迷子ってヤツかなー

「私銀魂のゲーム全部やってるから大丈夫!」とか思ってた私の馬鹿!
やっぱりゲームと現実をごっちゃにしてはいけませんでした。作文。

ぶっちゃけた話、今何処に居るかすら分からない
し、お腹も空いてきた。


「うぅ…(訳:ひもじいよぉ」
非常食としてポケットに居れておいたうまい棒もさっきサクサクと消化してしまったし、一時間もウロウロしてたせいで足も痛い。


腐女神様…これは幸せの代償ですか?



はぁ、と溜め息をつき道はじに座り込んでケータイをとり出す。

ふと思い立ってアドレス帳を開いてみると『登録:0件』と表示されていた、生憎と覚えているアドレスも番号もない。

元の世界との通信手段はこれで絶たれた事になる。



「文明の発達が…っ、仇となったか…」


フゴフゴと独り言を呟きながらケータイをパチンと閉じたその時、回りがフッと暗くなった。

あれ?もしかして曇った?
若干慌てながら空を仰ごうとしたその刹那、響いたのは声。


「そんな所でしゃがんでると…パンツ見えやすよ?」

独特な喋り方と高めの声、この声何処かで…


「し、失敬な、スカート下にスパッツくらい……っ」

上をバッと見上げると、漫画で良く見た顔あった。


「お、」

沖田ー――――!!!!


「オイ山崎…俺の顔に何かついてるか?」
「いや…」

ふるふると首を振るのは山崎だ。


おそらくこの二人は巡回中だろうな…




な…


ナイス俺!!(ガッ


迷って良かった…!!!








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