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3

「じゃあ君は…厳しすぎる家に耐えられず、家出した…と」




「そうなんですよー(棒読み」
えへへへ、と気持ちわるい笑みで銀さんに微笑んで自分が悪人で無いことをアピールする。

顔についた鼻血を拭き取った後、行く宛もない私は銀さんに相談してみる事にしたのだ。
本当の事は言える筈もないので(言ったら真選組にたry)ありがちな嘘をついた。

「まぁ思春期だからね…しょうがないとは思うけどね……」


ふむ。思春期かぁ…。
好きな女子のたて笛を舐めちゃったり…前世を思い出して覚醒しちゃったり…(それは中二病か)


「此処に居てもいいんだけど…うーん…」
「何か問題が?」

銀さんは眉をしかめて唸っている、そんな姿も超絶カワ以下略。


「君は嫌じゃないの?」

ん?


「仮にも銀さんオッサンな訳だよ?君みたいな若い子は嫌がるもんじゃない?」
それに、と銀さんは続ける
「もし俺が君を襲ったりしたらどうすんだ?」


い、

いやいやいやいやいや

銀さん…襲われる可能性があるのは貴方ですよ…!?(ゴゴゴゴ)
つかオッサンて!


こんな可愛らしいオッサン居てたまるか!!!


「その心配は御無用ですよ…、もし押し倒されたら…」
「?」

「(私が逆に押し倒しますからァアアァァアア!!)」

喉まで出かけた台詞を必死で留めました、作文。

無言でガクガクと痙攣する私の肩を揺さぶって現実世界に戻そうとする銀さんが段々半透明に…



『アハハハッ待てよコイツゥ☆』

『俺を捕まえてみろよ!土方ぁv』

あははうふふと砂浜で追いかけっこをする土銀が見える…、あぁ、まって

私もそっちに――――





「ただいまヨー!」
ガラガラガラと扉が滑る音がして可愛らしい声が響き渡った、

この可愛らしくもツンツンした特徴的な声は…!!




私が目を見開いたのと、その声の持ち主が部屋のドアを開いたのはほぼ同時だったそうです(後日談








今回短ッ
次回やっとこさ新八と神楽が登場、なんか銀さんの口調が訳わからなくなった





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