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La nostra principessa
003 再会
淡い水色のワンピースにサングラスを掛け、ストローハットを被った一人の少女が立っていた。

「(この娘[こ]誰だろう?)」

ツナが、少女に聞こうと少女に近づいた瞬間、

「ねぇ、君dカチャリッ『Non si muova.(動くな。)』ひぃっ、拳銃!!?」

突然、少女はツナに拳銃を突き付けた。目の前に拳銃を突き付けられたツナは、すっかり腰が抜けてしまいその場に座り込んでしまった。

「「ツナ!?大丈夫かっ?/十代目!?大丈夫ですかっ?」」

二人が、駆け寄って見事にハモってツナに聞いた。

「うん。とりあえずね...。ハハハ。」

と、苦笑いを浮かべながら、ツナは答えた。

すると、獄寺が突然立ち上がったかと思うと、少女近付き

「てんめぇ、いきなり十代目に拳銃を突き付けるとはっ...!!一体、何者だっっっ!!」

と、キレながら獄寺は言った。

『Non capì che Lei disse che Lei non si mosse?(「動くな」と言ったのが、わからなかったんですか?)』

と、少女は言うと獄寺の目の前に拳銃を突き付けた。

獄寺と少女が睨み合っている傍ら、ツナと山本はベッドの近くにいた。

「ツナ、立てるか?」

山本は軽く屈んでツナの顔を覗き込んで聞いた。

「ハハハ。なんとか(汗)」

ツナは、苦笑いで答えた。

「なんなら、手貸すぜ。」

山本は、そう言ってツナに手を差し延べた。

「ありがとう、山本。」

そう言うと、ツナは山本の手を掴んで立ち上がった。

「気にすんなって。」

山本は、ニカッと笑って言って、視線を少女の方に向け

「しっかし、それにしても誰なんだろうな。あの娘〔こ〕。ツナ、本当にわかんないのか?」
山本にそう言われ、少女の方を見て少し考え、

「う、うん。」

と、視線を少し落として言った。
そして、少女へと再び視線を戻した。

「(誰だろう、あの娘〔こ〕。でも、どこかで見たことあるんだよなー。...ん?あの娘〔こ〕の帽子から見える髪の色って、まさかっ!?)」

「ツナ?」

山本の呼びかけでハッとした瞬間、少女と睨み合ってた獄寺が

「イタリア語!?まさか、十代目の噂を聞いて十代目を狙いに来たのか?!だったら、容赦しねーぞ。今ここで、てめぇを果たす!!」

と、言って獄寺がダイナマイトを構えた瞬間、

「待って、獄寺君!!」

ツナが止めに入った。

「し、しかし十代目。コイツは、貴方を狙いに来た敵ですよ?!」

獄寺が後ろを振り返り、そういうと、ツナは一呼吸置いてから

「それは、違うよ獄寺君。」

「えっ...?!」

と、獄寺が目を見開いてツナを見た。

「どういう意味だ?」

と、山本が聞いた。

すると、ツナは

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