BL novel
①
「イーピン、落ち着けって！」
「＊△※◆○！？」
爆発。
「ランボのバカ……」
「ツナさん！」
「てて…あれ？どこだ、ここ」
確か、イーピンが爆発して……
夢かな？
「……っ！」
声……？
夢の中に誰かいる？
「あのー誰かいるんですか？」
「体重がぁぁあああ！」
「！？」
・・・・。
「六道骸!?」
「ボンゴレ!?」
体重計にのった骸に出会った。
＊ ＊ ＊
「……えっと、なぜあなたがここに？」
「…骸こそ」
頭を抱える骸。
「…………どうやら僕の夢とあなたの夢が繋がってしまったようですね」
「そんなことあるの？」
「クロームもそうでしたし……、超直感を持っているならばできないこともないでしょう」
「そっか……」
「どうしたら戻れるかな？」
「起きたら戻れるんじゃないですか？」
「だよねー」
「まだ起きないのかな？」
「起きないみたいですね」
「まだかな？」
「そうですね」
「いつになったら…」
「でぇぇい！鬱陶しい!!」
「うわっ」
「いい加減にしてください！待ってれば起きますよ!!アルコバレーノが言ってましたが寝起きが悪いそうですね！当分起きないんじゃないですか!?まったく…僕だって何でも分かるわけじゃないんですよ!?聞けば誰かが答えてくれる、なんて甘い考えじゃこの世の中生きていけませんよ！大体あなたはボンゴレの十代目ボスでしょう!?そんなことでどうするんですか!!仲間みんな死んでしまいますよ!!少しは自分で考えるくらいしなさい!!」
「ごめんなさい……」
何でだろう、泣きたくなってきた。
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