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★萌ぇの倉庫★
つづき。
俺は飛び越えようと決心して、助走をつけて「いざ!」・・・・・・・ていう時にタイミングいいのか悪いのかとても澄んだ声が聞こえた。

「あのー・・・転入生の方ですか?」

すごく聞きやすい声だと思った。しかもすごく綺麗な人。

「う、はい!この度転入してきた者だ・・・です!あれ?なんか違う・・・」


うわぁあああああっ!!大失敗したぁあああっ!ぜってー変な奴って思われたよなぁ〜・・・

「やはりそうでしたか、では、今門を開けますね?」


ガガガガ・・・・ギィィ・・・


「ぅわ!自動で開くのかよ!?」

俺はあまりにも衝撃すぎて思わず声にでてしまった。・・・聞こえてなきゃいいなー

「ようこそ!白ノ学園へ!僕はここの生徒会役員の副会長を務めています。理事長室へ案内しますね」

・・・と、綺麗な笑顔つきで言ったのだが、俺にはとても胡散臭い笑顔だと思った。だから言ってやった。


「あの、その笑顔つかれ、ませんか?」みたいな感じで言ったら副会長サンは俺の言葉を見事にスルーした。

少しカチン!ときたので、

「いや、だから、その笑顔止めろって・・!」

と、つい素の口調で言ったら・・・

「ははっ・・・僕はいつも本物の笑顔しかしてませんよ?あなたの気のせいじゃないですか?」

・・・などと返ってきた。なんで、なんで、嘘を・・・?

説得しようと発言してもまたスルーされた。


おかしい・・・なにか理由があるのだろうか?偽の笑顔をするなんて、普通しないぞっ!!?


初めて理解の出来ない人物とあった・・・まるで俺を否定するかのような人物だ・・・


・・・だったら、変えてやろうじゃん!!!


いつのまにやら理事長室に着いた副会長サンと俺。



副会長サンがこっから立ち去ろうとしたのを俺は引き止めて名前を教えてもらい、最後に一言・・・こう言ってやった。

「俺、由良の笑顔を絶対本物にしてみせるからなっ!!?」

・・・そうだ、変えなきゃ!

まぁ、案の定拒否されたが・・・これからだっ!!覚悟しとけよ!!?由良!!





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