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第五話‐弐
爆発が起こったが、犬夜叉達は生きていた。


「…フフッ…フフフフッ……つくづく馬鹿な奴だ…逃げ隠れしても良いのだぞ?お前に取って、それは恥ずべき姿ではない…この世に生きるお前の魂こそが…恥辱の極み…」
「(…殺生丸がすごい喋ってる…)」
「…うるせーぞ…刀一本手にしただけで随分口が滑らかになりやがって…」


猫芽は犬夜叉と同じ思考だった事に少なからずショックを受けた。そういえばと視線をずらせば弥勒に捕まれている邪見が目に入った。


「………邪見…」
「猫芽!早く助けい!!」
「えー、だって邪見“ありがとう”も言えないじゃ、」
「ややっ!」


弥勒は邪見を放ると猫芽の手を握った。


「…これは御美しい…是非私の子を産んで下さらぬか?」
「………」
「(まずい…!!あ奴猫芽に触れて…)」


猫芽は化け猫になり火をはいた。そして人間に戻ると、


「人間ごときが触ってんじゃねぇよ……ぶっ殺されたいのか!?ごらっ!!」
「くっ!」
「弥勒!お主も大概にせいっ!!」


七宝は邪見と戦う。


「…妖怪とは言え、女性を相手にするとは気が引けますね…」
「お前は殺しとかなきゃ後々厄介なんだよ…」


弥勒は苦しみながらも札を投げるが、猫芽は苦無で払う。


「人間は脆いねぇ……死ねッ!!」


猫芽が弥勒に飛び掛かかった。

が、その時。


スパァン!!


「「「!?」」」




「……なっ…鉄砕牙…」


かごめが放った矢が鉄砕牙を封じたのだ。その場は唖然とした。



第五話―終



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