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第三話‐壱
激対決!殺生丸VS鉄砕牙




『…やだなぁ…骨だらけ』


殺生丸達は大量の骨の上を歩き、台座に刺さっている一本の古びた刀の元へと行く。


「遂にたどり着いたぞ…父上の骸の体内に納められし宝刀…一振りで100もの妖怪を薙ぎ倒すと言う牙の剣……その名を鉄砕牙」

『(こんなぼろい剣がねー…)』


殺生丸の父の牙で作られた刀を抜こうとしたが結界で抜けない。


「殺生丸!!」


犬夜叉が襲い掛かり殺生丸との戦闘が始まる。


『危ないなーもう、喧嘩なら外でやれよ…ったく』

「犬夜叉ー!!抜いちゃいなさいよ!」

「っかごめ」

「それ殺生丸でも抜けなかったのよ!それをあんたが易々と抜いちゃったら殺生丸の面目丸つぶれよ!赤っ恥よ!」

『!』


犬夜叉はそれは面白いと言い、鉄砕牙を掴み引き抜こうとする。


「(うっそー!?殺生丸様を弾いた結界が犬夜叉を受け入れた!?)」

「やはり鉄砕牙は犬夜叉様が持つべきものなんじゃ!!」


かごめに付いてる冥加が頷く。


「ぬぉぉぉ!!」

「抜いちゃえー!犬夜叉ー!!」

『ボソッ…抜いちゃえ抜いちゃえー』

「うおおおーー!!おー…ああ?」

「あれ?」

「…抜けねぇじゃねぇかよ…!!」

「な…何故でしょう…」

『抜けないんかい!!』

「とばぁ!!」


猫芽は犬夜叉を殴り飛ばした。


『ちっ…期待させやがって…(面目丸つぶれがパァだ)』

「茶番は終わりだ」


そして再び戦闘が始まった。


「ふふふっ殺生丸様、ご加勢を…ごばぁ!?」

「こいつぅ!!卑怯者!」


邪見とかごめがぶつかり合うがかごめは人頭杖に叩かれ尻餅をつく。
かごめは咄嗟に鉄砕牙を掴むが、犬夜叉がやられそうなのを見た。


「っ犬夜叉ーー!!」


チャキッ


「……あれ?」

「っ!?」

『え…』

「………ごめん…抜けた…」

「……!!」

「ごめん……(どうしよう…)」


殺生丸は素早くかごめの目の前に来るが、かごめは屈しない。


『(へぇ…殺生丸を前にして……勇ましい娘だ…)』


だがかごめは殺生丸の毒素にやられてしまう。
そして犬夜叉も一方的にやられるが、半妖という言葉に奮闘した犬夜叉は殺生丸の衣に傷を作る。


「たかが人間の為の怒りか」

「うるせぇ!今度は腹わた引きずり出してのたうち回らしてやろうか!?つまらない死に方したかごめの為にもよぉ!!」


ドバァ


「ぷはぁ!死ぬかと思ったー」

「へ?」

「あー!!あんた!あたしまで本気でやったわね!!たっぷり反省させてやるから覚悟しなさいよ!!」


鉄砕牙の結解で守られたかごめは持っていた鉄砕牙を犬夜叉に渡した。


『くくくっ…(人間のくせに…面白いやつ…)』

「何を笑っておる!!犬夜叉に鉄砕牙が渡ったのだぞ!?」

『…おっと、殺生丸が化けるぞー』


猫芽は邪見を引っつかむとその場を離れ、出来るだけ上の方へ飛んだ。


グガオー!!


『あー恐ろしい恐ろしい』


殺生丸の放った毒が充満する。


『(これはヤバいな…)邪見行くよ』


猫芽は再び引っつかみ更に上に飛び上がろうとするがもたもたしている、かごめが目に入った。


『………』


ガシッ


「わ!?何!!?ちょっ離して!!」

『うるさいなぁ、死にたいわけ?』

「え?」

「こっこら猫芽!!人間なんぞ助けるとはどういう…」

『落とすよ邪見』

「……殺生丸様がんばれー!」


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あきゅろす。
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