ガキじゃない
「ふぐゥゥゥ!!」
「……!!」
新八と李野は今にも落ちそうな神楽の片手を掴んでいた。
神楽だけならまだしも、丸太のせいで上手く持ち上げられない。
「新八!…!?李野!?」
李野の手から血が伝い、神楽へと渡ったのを見て目を見開くが、それと同時に穴の淵が崩れそうになった。
「うぅ…!!」
三人もろとも落ちそうになり、目をつぶった新八だったが急に引っ張られた。
そして三人安全な所まで引っ張り上げられ見ると、エリザベスがいた。
「エリザベス!こんな所まで来てくれたんだね!」
「“いろいろ用があってな”」
「っ後だ!!エリザベス!!」
目を見開いた李野が叫ぶと同時に、エリザベスの頭が吹き飛んだ。
「エリザベスゥゥゥ!!」
「っ何てことを…!!」
「おいおい…いつの間に仮装パーティー会場になったんだァ…?ここは。ガキが来ていい所じゃねェよ」
「ガキじゃない…!」
「!」
ガキィ…ン
「桂だ」
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