[携帯モード] [URL送信]
ガキじゃない


「ふぐゥゥゥ!!」

「……!!」


新八と李野は今にも落ちそうな神楽の片手を掴んでいた。
神楽だけならまだしも、丸太のせいで上手く持ち上げられない。


「新八!…!?李野!?」


李野の手から血が伝い、神楽へと渡ったのを見て目を見開くが、それと同時に穴の淵が崩れそうになった。


「うぅ…!!」


三人もろとも落ちそうになり、目をつぶった新八だったが急に引っ張られた。

そして三人安全な所まで引っ張り上げられ見ると、エリザベスがいた。


「エリザベス!こんな所まで来てくれたんだね!」

「“いろいろ用があってな”」
「っ後だ!!エリザベス!!」


目を見開いた李野が叫ぶと同時に、エリザベスの頭が吹き飛んだ。


「エリザベスゥゥゥ!!」

「っ何てことを…!!」




「おいおい…いつの間に仮装パーティー会場になったんだァ…?ここは。ガキが来ていい所じゃねェよ」

「ガキじゃない…!」

「!」


ガキィ…ン






「桂だ」




[前へ][次へ]

16/23ページ

[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!