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狼御礼・拍手短編・番外編小説  (槙村・ヤマト)
もしも、疾風が鬼畜攻めだったら
一章中盤。
疾風×里桜
鬼畜注意


「ん…や……」

密かな振動に、里桜は艶めかしい声をあげる。
ヴーヴーと、何かが自分の下肢で動いているのだ。
丁度ペニスや、蜜孔の部分を重点的に。
それは何度も這うように、刺激していく。
もどかしい、刺激

「や…なに…」

軽く刺激するほどの、小さな振動。でもそれが的確に、里桜のペニスを刺激する。
裏筋から、玉の部分まで。


ヴーヴーと音を立てて、それは動いていく。
優しく、でも、快楽を負わせる愛撫で。
じれったいほどの、愛撫。

ぎょっとして下肢を見れば、そこには…


「せんせ…い…?」

そこには、疾風の姿があった。
ただ…いつもの疾風じゃない。かすかな、違和感。

「なに…その恰好…」

疾風は眼鏡をかけて、白衣を着ていたのだ。
白衣に眼鏡。

コスプレか…?

疾風にそんな趣味あったのだろうか。
片手には、うねうねと動く人のペニスの形程のディルドがあった。

里桜は体を強張らせながら、疾風を見る。
自身は疾風に脱がされたのか、上も下も何もつけていない状態だった。


「なに…せんせ…」
「りお…」
「んっ…」

ふわり、と抱きこまれた瞬間、唇を奪われる。
つん、とアルコールの匂いが鼻と口に広がった。

「っ…さけ…くさ…。なに…くらくらする…」

呑んでないのに…
アルコールのキスでくらり、とする。

ベッドに倒れこむ里桜に、そのまま疾風は乗りかかり、ちゅ、ちゅとキスをしていく。
初めはただされるがままだった里桜も、次第に、それに舌を絡ませ、キスを深くしていく。

別にキスをしたいわけじゃない。
疾風にそうしろと教え込まされたから…。
そういいわけして、里桜は与えられるキスに酔う。


「せんせい…」
「違う、だろ。りお。俺は…」
「…ご主人さま…」

浮かされたように、言う里桜。
そんな里桜に、ふ、と疾風は目を細め…


「そうだ…俺がお前のご主人様だ」
と傲慢にいい、手にしていたディルドを、里桜の口へやる。

明らかに男のいちもつを模したそれに、里桜は顔をしかめ嫌悪感を表す。

「変態…」
「変態…か…上等じゃねえか…」

ベッドから逃げ出そうとする里桜の腕をとり、頭上で一纏めにベッドベッドにくくりつけた。

「なにを…」
「俺もつくづく、お前に甘かったよな…、身体だけ先に…なんて考えて…」

呟いて、里桜の胸元を撫でる。
里桜はその手から逃れようとするが…あいにく腕はとられ、逃げられそうにない


「なぁ…里桜…逃げたいか…?」
「当たり前…」
「くくっ…無理だなぁ…。だって、お前は俺にこれからおかされるんだから…」

クスクスと笑う疾風
その笑みは獰猛で、残酷な笑みだった。


「ふざけるな…!変態…」
「変態…ねぇ…なぁ里桜いいこと教えてやるよ」

疾風は里桜の耳元に唇をよせ…

「鈴は、、、隼人に抱かれたぜ…?」
耳朶を噛む。

「は…?」
「だから、鈴は隼人に抱かれたって事だ…
弟はお前よりも先に大人になったってことだよ、お兄ちゃん」

大人に…?隼人と、錫が…

「嘘だ…」

隼人と、鈴が…そんな…

「そんなの…」
「嘘じゃねぇよ…何、かなしんでんのか?涙流しやがってよ…」

忌々しく呟く疾風
ポロポロと、里桜は確かに涙を溢していた


「嘘だ…帰る家に…帰る」
パタパタと暴れ始める里桜

「ムカつくな…おい」

そんな里桜の口に無理やり疾風は手をつっこむと、ベッドに置いていたディルドを手に取り口の中へ入れる


「お前のご主人様は誰だ、里桜…」

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