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狼御礼・拍手短編・番外編小説  (槙村・ヤマト)
スライム。
特殊プレイをしようとする疾風さん。拍手にあったもの。
前半ページ消えました、すいません。



「いやか…?」
小首を傾げ、尋ねてくる疾風さん。
いや、な訳じゃない。
俺が疾風さんの愛撫に溺れて淫乱みたいになるのがいやなんだ…。


なにも考えられずに女の子みたいに喘いでしまうのが…みっともなく思えて凄い、嫌だ



「いや?」
「いや…」
「ほんとに、嫌か…?」
「い…嫌…だ」


嘘だ。
だって身体は熱くなっている。

疾風さんに抱かれたくてウズウズしている。


でも…言えない。


抱いて、なんて…
俺のキャラじゃない。



「そっか…」

立ち上がる疾風さん


「あっ…、」

それに縋るように声を出し…ハタと我に帰る。


「里桜?」
「な、なんでもない…」
「そっか…。まぁ、いいや…、とりあえず」
「?」


とりあえず?
やけに聞き分けのいい疾風さんに内心首を傾げる。


いつもの疾風さんならもっと俺に悪戯してきて…それに俺が流されるのに。


可笑しいな…と不振に思いつつ、立ち上がった疾風さんを見つめる。
疾風さんは、ニヤ、と歯を見せながら笑い、


「ま、勝手にするからよ」

と、どこかウキウキしたようにいい、部屋からでていった。


「勝手に?」


なにを、勝手にするんだろう…。
ふと疑問に頭を捻る。
しかし…ぼんやりとしていた瞬間


「…っ!」

ぬるりとしたモノが、服の中に入ってきた。

腹を滑りねっとりと突き進むソレ。「な、なに…」


ぬるぬる…それから少し冷たい、得体の知れない感覚。
オイル、みたいな。
ぬるぬるベタベタした液体が俺の肌を滑っていく。


「…やっ…、」

その物質は胸元まで上がってくると、動きを止めた。



「な…なに…」


恐る恐る服を除く。
そこには…
拳ほどのスライム。
スライム状透明のモノが、ちょうど俺の胸元にあった。


シャツのボタンを全部開けてすぐさま俺は得体の知れないスライムを引きはがす。


しかし…


「ん…」
まるでそこから離れたくないとでもいうかのように、スライムは俺の胸にくっついていた。
まるで…吸盤のように。


引っ張ると同時に、きゅ、と乳首が摘まれる。


「や…」
怖くなって、意地になって引っ張るものの…


それは引っ張れば引っ張る程に、俺の乳首を引っ張ってしまう。


ウネウネ…と、まるで自分の意志があるかのように動くソレ。

途端、ぞわぞわと鳥肌が立った。


「や…きもち…悪い…」

ペッタリと胸元にすみつくスライム。
スライムは俺の乳首をキュキュっと摘みながら、刺激をおくる。

たまに乳頭までも優しく撫でるように刺激されて。
引っ張られ、弄られるうちに、スライムがついている右乳首が立っていく。
胸だけの刺激に、散々疾風に抱かれた俺はそれだけで身体に欲が点ってしまう。


「疾風さ…ん…」
「よんだか?」
「え…っ…!」
「胸元開いていい眺めだな…里桜」


ニタ、とドアに持たれかかりながら笑う疾風さん。

その笑みはさして驚いた風でもない。恋人が得体の知れないスライムをつけているというのに…だ。


「まさか…先生が…」
「ごめいとう」
「なん…」
「里桜が可愛いから。悶える里桜が見たかったから?」
疾風さんは笑いながらこちらへ近づいてくる。


「…スライムで乳首たたせてんのな…」
「違」
「ちがわねぇだろ…なぁ…」


疾風さんは俺に近付き、腰を引き寄せた。


華奢な俺は鍛えられた疾風さんの胸に簡単に抱かれてしまう


「あ…、」


右手は腰に、そして左手は空いている俺の乳首へ伸ばされる。

ふに、っと乳頭を押された瞬間、甘い疼きが身体に痺れた。

くすぐったい…
けど…気持ち良い



「乳首…弄られるの…好きか?」
「ん…」
「女の子みたいだな…
おっぱい弄られて立たせて…気持ち良くなってんだろ…?」


指の腹と、爪先で、軽く虐めるように触れられる…

両方の乳首はすっかり立ち上がり、その刺激に喜んでいるようだった。


嗚呼もう…


「意地悪しないで…」
「俺とスライムどっちがいい?」
「疾風さん…疾風さん…だから…」


俺は疾風さんのシャツを握りしめ、背伸びをし、疾風さんの唇を奪った。


「早く…して…、お願い…」


ねだるようにそういえば…疾風さんは非常に満足したように笑い…


「今日は俺とスライムが徹底的に責めてやるからな…」


そういった…。






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あきゅろす。
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