鬼畜オオカミと蜂蜜ハニー(鈴編) ・ 「…待ってた?」 鈴は潤んだ眼で見上げる。 「君が私の恋人になるのを、待っていたんだ。多分ずっと、産まれる前から。鈴の全てが欲しいから…キス以上の事たくさんしたいって、ほら」 隼人の手が鈴の手を掴み股間へ導く。 「あっ」 −−−熱い。あんなにしたのに…。 「どうなってる?」 隼人が鈴の口から云わせようとする。 「恥ずかしい…」 「大丈夫、此処には2人だけだよ」 「でも…」 その時階下から里桜の声。 「あ…やば…、今日輝と午後会うんだった。ごめん、先生」 里桜の声がしたかと思えば、ドタバタと玄関を飛び出す音がした。 「でも…。 まだ先生、が…あんんっ」 隼人に両脇を抱き上げられ、ぶらりとぶら下がった鈴の唇を塞ぐ。 「余所見は駄目。里桜は今出掛けたよ?」 唾液で濡れた隼人の唇が、再度鈴の唇を犯す。 「さ、云って? 私の此処どうなってるか」 どうしても云わせたいらしい。 「…熱くて、おっきい」 観念して鈴は呟く。 「鈴」 廊下に押し倒され、鈴の衣服を剥がしに掛かる隼人に、鈴」はハッとして慌てた。 「こ、此処で? や…っ隼人さん…まだ先生がいるのにぃ…こんなところで…」 あれよあれよと脱がされた鈴は、自身の陰茎がぷるんと跳ねて、蜜でてらてらと光っているのが見えた。 「やだ、見ちゃやぁ」 恥ずかしい、と鈴は両手で顔を覆う。隼人は唇を舐めて鈴を見る。まるで猛獣が小動物を喰らうようだ。 「ふふふ、聞かせてやればいいじゃないか。可愛い鈴、ほら、ここがこんなにぐちゃぐちゃなの、兄貴に見せちゃおうか」 「いやぁ…」 「此処、鈴はどうして欲しい? 鈴の好きなようにしてあげる」 「ん…」 もじもじと鈴の腰が揺れる。手をどけて見れば、濡れる陰茎にキスされそうになっていて、今にもイきそうになる。早く気持ち良くなりたい。あんなにいっぱいえっちな事をしたのに、隼人は絶倫らしいと此処に来て観念する。 「…して?」 「何を?」 ーーー意地悪だ。 「〜〜〜〜っ僕の…おちんちん」 「鈴のおちんちんを?」 ん? と隼人が微笑する。 「は、隼人さんの口でしてっ」 云った、云えたと鈴はどっと脱力した刹那。 「よく出来ました」 溢れる蜜を裏筋の根元から、つーっと舐め上げて口腔内に含んだ。鈴は背を仰け反らせて、隼人の髪を撫でる。 「あ〜っイイっ隼人さんっもっと舐めて…、あ、あ、あんっ」 隼人は今日だけは疾風に聞かせてやると、鈴の泣き所を攻め、啼き声を出させた。 ドタンと、盛大な音がリビングから聞こえ、鈴がビクンと震えて白濁を隼人の口内に吐き出す。どうやら疾風が何かに躓いたらしい。 「アーーーーっ! んんあっん」 ごくりと嚥下した蜜はさすがに少なく薄い。 「鈴」 隼人が起き上がり、鈴の米神にキスをする。 「続きはベッドでしようか?」 「はあ…、もう立てないよ〜」 鈴が抱っこと手を伸ばし、隼人が笑んで抱き上げる。 「愛してるよ、鈴」 「うん。僕も」 口付け合う恋人の時間は、まだ始まったばかり。それから、鈴がもう許してと泣き出すまで、隼人によって、絶頂へ駆け巡らされたのだった。 鬼畜オオカミと蜂蜜ハニー 鈴編 1部完 [*前へ] [戻る] |