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鬼畜オオカミと蜂蜜ハニー(鈴編)
ひみつ
 鈴は離れた唇から喘ぐ。隼人はソファに鈴を押し倒し、シャツの下から手を潜り込ませた。
「隼人さん、此処で?」
「直ぐ済むから」
 紅くなった鈴の首筋を舐め、鎖骨に吸い付く。
「あふ、ん」
「鈴…私以外にえっちな事しちゃ駄目だからね」
 シャツを捲り上げたると、紅く立ち上がる乳首が在る。隼人は堅くした舌を乳首にそって舐め、歯で軽く噛むと左右にさすった。
「アアッ」
 鈴が背を仰け反らせ、ぐったりとした鈴を隼人は抱き締めた。
「鈴…」
 鈴を抱き上げて2階の子供部屋へ入った。壁側に2段ベッドが置かれている。
 下のベッドが鈴の場所だと隼人は知っていたのでそこへ寝かせた。
「隼人さん…」
 頬を染める鈴の目蓋に口付けると、掛布を掛ける。
「近いうちに私の家に引っ越したら、自分の部屋を持てるよ? 鈴の部屋は私の隣が良いかな?」
 鈴は双眸をパチクリとさせて、みるみるうちに真っ青になってしまった。
「鈴?」
「あ…あの、僕…」
「ん?」
「隼人さんは僕の『お兄ちゃん』になるんだよね?」
「…………」
「兄弟になるのに、僕達えっちな事しちゃったんだよね?」
 ポロポロと涙を零した鈴を、隼人は悲しげに見詰めた。
 −−−兄弟になるんだよ? 僕はなんで気付かなかったんだろう?
「鈴は後悔してるの?」
 ハッとした鈴は隼人を抱き締めた。
「後悔なんてしてない! むしろ嬉しいの」
 でもと、鈴は隼人を見上げた。
「僕どうしたら良いのか判らない…」
「鈴」
「隼人さんが好き…僕を抱いてくれた隼人さんが大好き」
「鈴…私は鈴を守るよ?」
 隼人は鈴を胸に抱き締めて、鈴の零した涙を吸った。
「隼人さん…?」
 うっとりと見上げる鈴の唇を吸う。柔らかな甘い唇。
「鈴」
 隼人の右手が鈴の尻を撫でた。
「あ…ん」
「鈴、また抱きたい…」
 隼人の低い、ゾクッとするハスキーな声が耳許で囁かれ、鈴は甘い声を上げた。
「して…?」
 鈴は真っ赤になっておねだりをした。隼人は快楽に身を震わせて、鈴の唇を貪った。
「んん、ん…あふ」
 ぴちゃ、クチュッと舌を絡め合い、互いの唾液を啜り合う。鈴は服を脱がされ、胸の尖りを吸われ…。
「あふん、アアッ」
「鈴…此処、気持ち良い?」
「は…アアッ、隼人さんっううん、そこ、イい! んあっ」
 鈴は隼人の頭を抱き締めて、もっとと強請る。気持ちが良い。隼人の堅く尖らせた舌で、乳首を上下左右に舐められて、鈴は腰を蠢かせる。
「鈴、此処凄いよ?」
 右手人差し指が、蜜で濡れる陰茎を撫でた。
「出すなら私の口に出して、鈴」
 言葉だけでイキそうになる。
「隼人さんっ」
 期待と羞恥で脳が沸騰しそうだ。
「鈴、好き過ぎて、私はいけない『お兄ちゃん』になりそうだ」
 震えながら、鈴は『好き』を繰り返す。
「鈴」
 隼人さんは僕の両脚を左右に押し開いた。
 鈴は泣きながら隼人の頭を抱え、震える身体を丸める。
「いや!! イっちゃう! んあんっアアッ吸っちゃダメ、いやいや、イクっイク!」
 ドクンと隼人の口腔内に白濁を吐き出し、それを隼人が頬を窄ませて、残滓をも吸い出した。
「ん、アアッアアッ!!」
 全身を真っ赤にした鈴を、隼人は起き上がって頬にキスをする。
「…んん…飲んだの?」
 鈴が訊く。隼人は優しく笑った。
「鈴の美味しかった」


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あきゅろす。
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