マフィアの休日
悪戯(ほのぎゃぐ+微裏)
「あ。」
「どうも。」
俺、草壁は恭さんの使いの帰りボンゴレ本部を歩いてるとある人と出くわした
「えっと…結構お久しぶりです、草壁さん」
彼女は春璃・岸。恭さんが認めるほどの力を持った幹部―守護者ではないが、守護者全員に厚い信頼を寄せられてる人物だ。
「久しぶりです。岸さんはどちらへ?」
「うん。新しく入った子にえらく雲雀を尊敬してる子がいてね、せっかくだから雲雀に鍛えてもらおうかと…それ頼みに」俺も帰るため彼女としゃべりながら進む
「岸さん、それは…」
「もちろん、あたしが同席するからやり過ぎたら止めるよ」岸さんの言葉に俺は胸を撫で下ろす。どんな奴にしろ恭さんは全力でかかる…当日は気絶用に担架用意しとこう
「ま、雲雀がいるだけで気絶がいいとこかもだけどね」ケラケラ笑う彼女に俺もつられて笑う
「ところで草壁さん。」
「なんでしょう」
「守護者には各々個性的な武器がありますよね。ほら、クロームの槍みたいな」
「ああ、ありますね」
沢田さんのグローブに山本さんの刀にランボさんの角たしかに、実力者と呼ばれる人には愛用の武器がある
「で、ふと愛用の武器以外って使うのかって思ったんですよ」
「ああ…」
たしかに彼らが愛用の武器以外を使ってるのは見たことない
「了平兄さんは基本素手でも何にも問題ないじゃないですか」
「そうですよね」
ボクシング命の彼だ。何一つ不足を感じずに敵を倒すだろう。
「ランボは寝てるときもしてるから基本武器持ってるしビビりだから」
「たしかに…」
「で、いろいろ聞いてみたら綱、隼人、武の3人はどうやらいろいろ使うらしいんす」彼らは状況に応じて対応してたはず…
「で、「恭さんってわけですか」ご名答」
俺が言い当てれば彼女はにんまり笑う
悪戯好きの彼女のことだ…おそらく…
「あわよくば大慌てする恭さんが見たいと「あったりー♪さすが草壁さん」…だそうですよ恭さん」
俺は前に背中を向けて歩く彼女の後ろの人物、雲雀恭弥に声をかける
「へぇ」
笑顔の恭さんに春璃さんは涙目でグルかと訴えてくるので俺はあわてて首を振る
「(春璃さん、俺、今恭さんに“人の女に手を出すな”って目で睨まれてますからぁぁ)」
そんな感想はつゆ知らず雲雀は放心状態の春璃をライオンの親のように摘みあげられる
そして耳元で告げる
「へぇ、他の男と話すくらい暇ならいっぱい構ってあげるよ“夜に”」
次の日、春璃が休暇を取ったのは言うまでもない
「腰痛い………」
「とし?」
「死ね」
■■■懺悔室
ハイテンションで落ちがつきそうになかったのでこうなりました
なんか色々やばい
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