マフィアの休日
こくはくたいむ(+10ギャグ甘)
「ボス〜」
「ん〜」
執務室にて、ボンゴレ十代目こと澤田綱吉は幼なじみ兼、守護者の一人の岸春璃は仕事も終わり休憩中に突然、春璃がツナに声を掛けた。
ツナは雑誌を読み、春璃はアイポッドをいじっていた。
「今日って何日?」
「三月十四日」
「何の日?」
「誰かの誕生日?」
「ちがうよー」
「ボンゴレの記念日?」
二人とも、互いがいじってるものを話さずに会話をしていたが、痺れを切らしたように立ち上がるとツナに詰め寄った。
「あたしーボスに2月14日は毎回チョコあげてんですけどーお返しないんですかぁ?」
「ボンゴレの右腕が…菓子会社の陰謀に飲まれるとは・・・ぐすん」
「悲しそうに言わないでよー…毎年アゲてんのにここ数年返してくれないじゃないですかー」
「だって、義理でしょ」
「…けっこうガチなんですけどね」
小さく呟くと、春璃はトイレといって部屋を出て行った。
「バカツナ本命ですよ今年の」
いなくなったのを確認すると、つなはソファアに崩れた
「いえないよね、好きな子へのお返し照れるから渡せないなんて」
二人が互いの気持を知るのはまだ先のお話。
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