さよなら3ラン
なんやかんやで練習についてけてる
日曜日
キリスト系の学校ではあるが部活のため桐青には部活をしに生徒達が集まってきていた。
「(日曜日大丈夫なのかな?)」
そんな生徒の波に流されながら歩く、仲沢利央は小さくため息を吐いた
「(はる先輩の実力が申し分ないのは分かるけど〜男装なんて)」
悶々と考えていると背後から肩を叩かれた
「よ!」
「迅に…誰?」
肩を叩いたのは仲良しの迅と見たことのない赤茶色の髪のおそらく先輩と見られるイケメンな男の子…おそらく部活のようで肩からエナメルを下げている。
「やっぱわかんねーっすよこいつは」
実に楽しそうにけらけら笑う迅に男の子は小さく嘆息してから口を開く
「迅は気付いたんだが利央じゃ無理か…ところでさこの格好だとえらい視線を浴びるんだがばれてないよね?」たしかに尋常じゃなく女の子から視線を浴びてる
「いや、それ先輩がイケ面だからですよ」
「ブサ面にしか見えないんだが…」
ん?んんん?
まさか…
「はる先ぱ…っ!!」 あわてて迅と男装したはるに押さえ込まれる
「「利央これは秘密なの!!正体バラしてんじゃねぇ」」
■□■□
「くくくっ利央は期待どおりだったな…ま、隠し通せよ」
練習が始まるまでの少しの時間にはるは兄である圭輔に先程の話をすれば実に楽しそうに笑われた。
「予想外のイケ面だけど…ま、一回だけだし目立たなきゃばれないでしょ」
そう。はるは野球部以外には正体を隠すことになっていたりする
「晶のいうとーりだな…ってか話野球部にはしてなかったの?」
あらためてはるが問う
「あー俺たちが早く来て話しはしたよ」
と和己
「和さんありがとうです!!」
「でもさ、意外とはるって胸でかいんだなー?」いやらしんごの一言で仲良く会話してた空気が凍る
「「いやらしんごぉ!!!」」
「※☆○$◆♀§!!!」
はると晶によって男の弱点を見事なコンビネーションで連打され慎吾は地に沈む
「あ、監督」
利央の言葉からみんなは集まっていった。
■□■□
「和己明日は大丈夫なのか?」練習の合間の休憩タイムに水をマネジたちからもらってる和己に監督は寄ってきた
「明日は格上が相手だ。ただでさえきついんだがな」
「カナタの実力を信じるしかないっす…出来る限りのカバーは上級生でするんで」頭を掻く和己に監督はあいつの力は知っているという。
「つかカナタ?」
「やまちゃんがノリでつけた男装名だそうっす」
監督はけらけら笑う
それもそのはず、小学生のジュニアリーグで県大会で優勝した時の主力だ。その時から監督だったのだ。知らないはずはなかった。
「(頼むぞ明日。)」
■□■□
バコン
バコン
「300投げましたよ」
「うん。カーブにキレが出てきたね」
「はい…久々なんで心配なんっすけど」和己を相手に自信満々に球を投げていたが頬を掻く
「そうか?バッチリだと思うよ」のほほんと笑う和己にはるも苦笑する
「和さんありがとう」
「ほら、打撃練習行ってこい。打つのも仕事だぞ」
グローブとボールを取りはるを打撃練習へ向かわせた
「しっかしまぁ、うまい作戦思いつくよなぁ」
■□■□
「カナタ先輩格好よかったっす!」
利央がきらきらした瞳ではるを見つめる
「どうも☆」
男装を解いたはるは少し照れ笑いを浮かべる。2人は今、アル場所へ向かっていた
ー高瀬
「ここ?」
「ぽいですね」
とりあえず準太は一番心配してたから様子見に行け
と和己から言われていた。本来なら1人だったが利央も本人の希望でついてきた「流石犬」という晶以外物凄く冷たい目をしたが本人は気付いてないらしい
ピンポン♪
「…はーい」
「ちょっ!!」
「まじ?!」
2人が驚くまで三十秒
■□■□
ふははは
尋常じゃないテンションでお送りする変な物語
今回は男装してもらったよえ?行きたい方向がわからない?
うん。ラブコメ的なのにしたかったんだよ…
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