頼まれ物
野球<?(20000Hit記念ナギサ様リク)
20000HIT記念
ナギサ様リクエスト
「野球<?@兄妹パロ」
山本家
「武!!蛍!!頼んだぞ!!!じゃあ行ってくるぜ」「おぅ」「はーい」
とある日曜に山本家を大きなバックを抱えて出かける父、剛の姿があった。
「「親父町内会旅行楽しんで来てね(こいよ)!!」」
竹寿司を並森の商店街で営んでいる父が先日、町内会旅行に誘われたのだった。
いつも子供達が心配だからと断っていたらしいが今回は子供達からの薦めもあり二泊三日の旅行に出かける決意をしたのだった
「じゃあな!!」
父親が店を出たのを見届けると2人は早速動き始めた
トントントン
軽やかな音を立ててキャベツをみじん切りにするのは蛍。父子家庭という少々特殊な家庭に育ったせいか料理の腕は確かなものであった。
「お兄!!練習何時からぁ」
掃除をしているであろう兄に問い掛ければ遠くから声が帰ってくる
「10時ぃー間に合わなかったら買うから良いよ」
そう。今、蛍が作っているのは武の弁当であった。
「(そういわれると…意地でも完成させたくなるなぁ)…ケホケホ」
無駄な片意地をはる蛍であったが小さく咳をする
「(大丈夫大丈夫!!いける)……ケホケホ」
再び咳をする蛍。実は彼女は昨日から風邪を引いていた。朝熱を測れば37.5℃ーせっかく父が出かけるのだ。心配かけたくないと薬など一切飲まずにやり過ごしていた
「こんなもんかな?」
慣れた手つきでお弁当と自分の昼食、それから夕食の下拵えを終えると掃除が終わったらしく洗濯機が回る音と兄がふく口笛が聞こえてくる
「お兄〜弁当できたよ♪って早!!」
「まじか?!蛍はすげーのな」
様子を見に行けばサクサクと洗面台周辺を片付けてる武に感心せざる得ない
「じゃ、あたしリビングいるね」
一言二言会話してからこれだけやるという武を残して蛍はリビングに引っ込んだ
「(ふぅ……おわっ…た…)」座布団の上に座り込むと瞼が重くなってくる。蛍は仕事を終えて気が抜けたせいかそれに逆らわずひんやりとした床に倒れこんだ
「(んー…気持ちい…)」
瞳をあけると見慣れた天上があった
「(あれ…?)」
はっきりしない意識のまま周囲を探ればここは自分の部屋…さらには布団に不細工に切られた冷えピタがおでこには貼ってある
「あたしなんでここに?」
体を起こせば朝から感じていた怠さは抜けていた
「蛍?起きたみたいだな??」
「お兄?!練習は?!」
部屋に現れたのは練習行ってるはずの武。蛍は驚きを隠せない
「さぼった♪」
「はいぃ?!」
幼い頃からさぼったことなんてない野球の練習を堂々とさぼったと笑う武に蛍は目を見開く
「だっ…ダメだよ!!さぼったら!!」慌てる蛍を余所に武は蛍のベットの隣に座ると蛍の頭に大きな手を乗せて笑んだ
「可愛い妹が病気なのに野球行けねえよ」
「お兄…」
悲しそうな顔をする蛍に武は苦笑いして持ってきた皿を差し出す
「悪いって思うなら早くなおしてくれ!俺は料理はうまくねえのな」皿のうえにあったのは不細工な林檎に蛍はクスリと笑う
「練習の埋め合わせもね」
「もちろん!!でも、今はそのために寝とけ」蛍の肩を持つと静かに寝かせた
「なんかお兄さんだねお兄…」
「ははっ!!そーかー?」
カラカラと笑う
「ありがとう」
蛍はそう言うと静かに瞳を閉じた
■□■□ガス室
うん…ベタで申し訳ありませんでしたぁぁぁ(涙)
いっつもコメントありがとうございます(´∀`)
低クオリティーですいません
うわぁぁぁん(慧斗は逃走を計ったようだ。
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