Other… 幸運感謝(サスサク) コンコン 「失礼しまーす。」 たった一人で病室のベッドにいた俺の耳に、小さな音が聞こえた。 「…どうぞ。」 返事を聞いてから、俺の担当看護師でもある木の葉病院では有名な美人看護士、 サクラは入ってきた。 「体に異常はあります?」 「…いや、ない。」 「体温は?」 「平常だ。」 「あとは…「なぁ、サクラ何故お前は…忙しいはずの上忍の医療忍者なのに俺が 入院すると、休みでもお前が担当看護師になるんだ…?」 恋仲であるサスケとサクラは互いに多忙である。 サスケは上忍であり、綱手が最も信頼を置く忍び達の一人だ。 対するサクラとて、木の葉でも三本の指にはいる名医である。 しかし、何故かサスケが入院すると必ずサクラが担当になる。 「あぁ…・・・。」 「なんかあんのか?」 サスケが首をかしげるとサクラがため息を一つ。 「綱手様の陰謀」 「はあ゛?」 「あたしに男が近づかないようにらしい…てか、あたしそんなにモテないんだけ どね?サスケ君」 「そんなことはない」 「そう?まぁ、あたしはサスケ君といられて嬉しいから良いんだ☆」 「俺もだ」 ぱっと見クールに振る舞ってるサスケだが、今日ほど綱手に感謝した日はあると かないとか。 [*前へ][次へ#] [戻る] |