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カワラナイモノ(イフリート・ユウニナ)
「ユウクーン!!!」
紺色の髪をゆらしつつ女は金髪の青年に飛びついた。


「…重い」
買い物袋を下げた、金髪の青年ユウは紺色の髪をした女ニナミに呟いた。



「オオオオオ重い?!!!!」
「ヒドいわユウ君!!!」

「…」

商店街に響きわたる、喧嘩…というか、ニナミのわめき声に人々は一斉に振り返
り、商店街の人々は苦笑いした。


「あれで…夫婦なのか親父…??」
「相変わらずだよな」
青果店の中では道重が邦平に問いかけた。


そう。一年前にユキビタスとの戦いを期に、闇の世界から足を洗った二人は捕ら
われ、利用されていた源三郎の孫、九条唯と共に暮らしていた。

そして、お互いがいないと生きられない状況は変わらないので、いっそ!という理
由で二人は結婚したのであった。


「まだ、二人にもチャンスありそうよね」リカは向かいの席に座る友人達に呟い
た。

「アハハ」
「?」
「よく見てみなさいよ」
「ふへっ?」
リカは再び二人を見た。


「ユウ君のバカー」
「アホー…ヘクシュ」
ニナミのした小さなクシャミをユウは見逃さなかった。


「…フゥ」
前触れもなく、ユウは荷物を置いた。
「どしたの?」
戸惑うニナミをよそにユウは上着を脱いでニナミに何もいわずに着せて

そっと手を握った。
荷物を片手で持ち上げ、何もいわずに歩き出した。

「ユウクン…大好き!!」
ニナミは一瞬で笑顔になり子犬のように駈けていった。



「ねー」
「確かに、あれは無理ね!」リカも二人に苦笑いをした。



「あっ…」
「…おっ」

「「唯にマジマックス!!」」 目の前に現れた、九条唯と真嶋に二人は笑いかけた



「とーさんかーさん!!」
唯がユウに飛びついた


「お久しぶりデス。」
「マジマックスこんなとこにいていいのー?」
ニナミがいたずらっぽく笑った。

「マジマックスやめてくださいよ」
「警視長官様がマジマックスとはね」唯もニナミと同じように笑う。

真嶋はこの一年で警視長官となっていた。


「諦めた方が良いぞ」ユウが肩をたたく。
「そうみたいですねー。でも、お元気そうでなによりです」

「うちの家族は殺されても死なないような奴らだからな。」

唯の言葉に苦笑いしつつ真嶋は帰って行った。



「ーさて、帰るか」
ユウが笑った

それに返すように、ニナミと唯も笑った。





あとがき

非凡な世界から、平凡な世界に帰りあたりまえの日々を二人が過ごしてる
っていう長ったらしい目標があったりしたんです(◯`□´)=◯オラァ

まっ所詮、突発的なものなんであんまし首突っ込むなョ

ちなみにマジマックスはわかる人にはわかったりしますョ

誰か捜してみて下さい(o^_^o)


そいじゃ!


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