何気なしに聞かれた
携帯番号。
今でも鮮明に覚えてる。
それだけ嬉しかった。
けど付き合うことなんか
絶対にありえない事。
彼は妻子持ち
付き合える筈がない。
そんな想いとは裏腹に
長い時間をかけて
ゆッくりと存在しはじめ
私はめッたにメ‐ルも
返さなくなッていッた。
付き合ったとしても
きッと泣くことになる。
泣くと分かっている恋を
する勇気なんかない。
私は彼の気持ちを
信じてあげられなかッた
むしろ、妻子持ちなのに
この人は何を言ってるの?
とすら思った。
気持ちがあるから故に
彼に対する疑心感が
膨らむ一方だッた。
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