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しりとりの筈なのに会話が成立してる二人の話。
維稀「意味がわからない。はい、い」
愉快「は?」
「しりとりだよわかんないの?」
「いやごめんさっぱり」
「もう! とにかくしりとりだよしりとり! ちゃんと続けるんだよ!」
「はいはい、わかったから落ち着けって」
「はい、い!」

「イルカ」
「カメ」
「メカニック」
「久留米」
「面倒くさい」
「いかんな」
「何でもいい」
「胃カメラ」
「らららどうでもいい」
「いささかしりとりらしからぬ表現になってるのは」
「ははん、気のせいだ」
「だっちか」
「カラスって賢いんだろ?」
「ローリング! じゃなくて…そうらしいね」
「猫を飼う要領でカラス飼ってみようか?」
「カラスは無理っしょ」
「しょうがないなあ…じゃあ僕は雀を飼う」
「うわまた変なこと言いはじめた」
「民草の意見を無下にすると言うのか貴様はーっ!」
「はーっくしょん!」
「ん? アレ?」
「レン・カラスは不滅!」
「維稀!? どうゆう話の転換なの!?」
「のべつまくなしと言う言葉を知らんのかーっ!」
「還暦のばっちゃんに訊けよそういうことは! きっと色んな豆知識教えてくれるよ!」
「呼びました?」
「単語物知りおばあちゃんが現れた! 五秒以内に逃げないとトイレに行けなくて死亡するよ!」
「余計なお世話だよ! てかなんか会話が変に」
「にこっと笑って受け流そうぜ☆」
「是非そうしたいぜ★」
「税金を払うのが嫌だなと思う」
「うん? …何それ」
「レンタカーのように駆けずり回る」
「るーるー把握ー。ルビーのように光り輝くのが夢だ」
「達磨落としが意外と難しいと思うのは気のせいなのかどうか迷うお年頃」
「ロングブーツは私にはまだ早い」
「いかんせん幼いもんで」
「電報で『愉快が転んで愉快だった』って送ってやりたいと思うのは私だけ?」
「ケビン・権造・ルドレッティーナ」
「なんとなくスルーされましたけど」
「ドスカラス・スペシャル!」
「ルーレット、スタート! …じゃじゃーん! たわしー!」
「ショックー!」
「クライシスが我が家を襲うのもそう遠い話ではないだろう…フフフ」
「ファットにビカムするよー! それが我が家のクライシス!」
「すごくやめてほしい危機だね」
「猫がファットするだけならいいけどねえ」
「えー別によくないし」
「知り合いにクライシスが訪れて猫がファットしたって聞いたんだけど」
「どうでもいいわそんなん。ただエサやりすぎただけでしょ」
「しょーもない飼い主だこと」
「それあんたの知り合いじゃないの」
「のーふれんど、のーれらてぃぶ」
「不恰好な英語ですの」
「NO Friend,NO Relative!」
「ぶわっと可哀想な子に思えてきたよ! てか不恰好って平仮名だからって意味じゃないから! 英語としていろいろ間違ってるから!」
「乱投だーっ! 維稀選手、あまりの暴挙に自棄になったか!?」
「神が降臨しただけだよ」
「よくわからないことが隣から聞こえてくるが気にしないぜゴーマイウェイ」
「意味もわかんないしそろそろ疲れてきたから終わりにしようよ」
「よくぞ言った」
「楽しかったのか何なのかわかんないけどまあいっか」
「かなり可笑しくなってたからいいとしよう」
「うん」

維「終わったね」
愉「意味不明過ぎてもう意味わかんなかったね」
「今の文も相当おかしかったと思うのは私だけ?」
「気のせいだよ☆」
「そっか、じゃあおやすみ」
「え? ……って維稀!? 僕の布団! 盗らないでよ!」
「私の2コ位年上の兄が変な事ばかり言っているその隙に奪ってやりました」
「3コだし! てゆーか寒いよ! 一番暖かいやつ盗られたらマジ僕眠れな―――」
「……………むー……」
「寝ちゃった…仕方ない、おやすみ維稀」


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あきゅろす。
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