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ねえ、俺のこと、好き?
そうやって言えたらどれだけ楽なんだろう。いつも『好き』だとか『愛してる』だとか、飽きるくらい浴びせられているばかりで、俺はあんたに名にも言ってやれない。いいたいんだ、本当は。だけどとてつもなく恥ずかしい。だから、聞くだけでもいいんだ。うれしくなれるから。
それなのに、俺が聞こうとすればいつだってあんたは俺の言葉を遮って『愛の言葉』とやらを告げるのだ。
畜生。ずるい。俺だって。
5.ずるいから好きです
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